本編
夢小説設定
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『あーー疲れた。もー仕事やだ二次元帰りたい。高校生舐め回すように眺めたい』
仕事から帰って泣き言を言いながら一番に風呂に入り、髪も乾かさずに悠桐は冷蔵庫から缶ビールを取り出す。
半分ほど一気に飲んで、置きっぱなしにしていたスマホへと手を伸ばした。
最近どハマり中のハイキュー!!の夢小説。
全キャラ箱推しの悠桐は誰の夢小説でも読み漁る。ただの雑食であった。
『今日はここ見ようかなー』
ランキングから飛んでたどり着いたサイトは、どうもヒロイン設定を選べるらしかった。
『(行きたい高校と学年…)』
青葉城西の3年。
『(ハイキュー!!に関しての知識、持ったままか消してからか…)』
持ったまま。
『(…現実に、戻りたいか?)』
悠桐の手がピタリと止まる。
いやまぁ仕事はダルいし上司はクソだし、彼氏いないし枯れまくってるけど、別に生きづらいわけでもないし。
『でもキャラには癒されたい』
止まった手は、"はい"のボタンを押していた。
『変な選択肢だったな』
Wi-Fiが繋がりにくいのか、中々次のページへ進まない。
悠桐はグビ、とビールを煽った。
『…お、繋が……る……?』
繋がったと思った瞬間、目の前が暗転した。