9.
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
『いってきます』
結局、差し入れ用に5枚焼いた。
雪子や小春が食べる分は別で作って、どうやらそれは遅めの朝ごはんになるらしい。
「いってらっしゃぁぁい!」
ご機嫌な小春に見送られ、唯月は家を出る。
バレーするわけじゃないし、と考えた唯月は、フード付きのパーカーと細身の七分丈のパンツにスニーカーを履いた。
鞄にはバレー用ではないシューズが入っている。
練習試合をしている体育館の場所は家からさほど遠くはない。
試合が終わるまでには着くはずだと、唯月は携帯を取り出した。
【試合見に行く】
菅原にそれだけを送信して、携帯をしまい直す。
『(研磨…元気かな)』
今頃烏野と試合をしているだろう従兄弟を想像して、唯月は歩く速度を上げた。