2.すれ違い
君の名は
この小説の夢小説設定▽夢小説について
原作、小説、写真集に掲載されてる読切の設定を元にオリジナル(+原作)ストーリーとなっています
逆ハー
▽夢主 (普通の女の子)
英名 Lily = Wammy
ふんわり清楚系女子
ワイミーズ出身者
L、M、Nに愛され懐かれ母のような存在
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「何日起きてたの〜?」
返事は無かった。
Lの肩が規則正しく上下に動いてる。
あ、寝てる。
無意識にここまで来たのかな。
「自分の部屋にベッド置いたらいいのに…」
そしたらすぐに寝れるし
疲れも取れると思うんだけどなぁ。
ワイミーさんに相談してみようか、等と
あれこれ考えているとLの片手が太ももの間にするりと入って来た。
「ひぁっ」
今日は短パンなのでLのひんやりとした手が直に触れてくすぐったくて変な声が出てしまった。
「ん……」Lの小さな声がもれた。
起きてしまったのかと思って慌てて口を手で隠した。
「小百合さん…、じゃないと嫌です」
そう言ってLは更に太ももに顔を埋めキスをした。
「ふ、…ん」
太ももにキスされるなんて人生初。
めちゃくちゃこそばゆくてまた変な声が出た。
わたしの反応が面白かったのかLは太ももに
軽く吸い付き、飴玉を転がすように舌先で遊んでいる。
「あっ…ちょっ……Lっ!」
直に太ももを舐められ全身がゾワゾワしてきて肩を揺らして退いてもらおうと呼びかけるが無駄だった。
Lは寝息をたてて熟睡してしまった。
わたしは太ももの間に挟まったままの手を持ち上げ
Lの頭を太ももからそっと下ろし枕代わりにクッションを敷いてあげる。
冷房で体を冷やしてはいけないと思い
ブランケットを持って来ようとソファから離れた
その時、Lは上半身を起こしてわたしの手を掴み引き止めた。
「え、わ、ごめん、起こしちゃった?」
Lは下を向いてるので長い髪に隠れ表情は見えない。
「もう少しーーー。」
聞こえなかった。
もう一度聞こうとLの顔を覗き込もうとするが
手を離しLはクッションに顔を埋めて
丸くなっている身体を更に丸め眠りについてしまった。
ーーーーーーーーーー L side
寝かけていると小百合さんが起こさないように
気を遣い離れて行くのがぼんやりと分かった。
慌てて彼女の手を掴む。
もう少し、ここに居て下さい、と我儘を言った。
困らせたくない、という葛藤からか
か細い声になってしまい、小百合さんに届かなかった。
2度目は言えない。
ワイミーズハウスに居た時はこんな事思わなかった。
小百合さんを好きになってから、感情を知って、私は少し臆病になってしまったらしい。