5.ふたりきり ーDay3ー
君の名は
この小説の夢小説設定▽夢小説について
原作、小説、写真集に掲載されてる読切の設定を元にオリジナル(+原作)ストーリーとなっています
逆ハー
▽夢主 (普通の女の子)
英名 Lily = Wammy
ふんわり清楚系女子
ワイミーズ出身者
L、M、Nに愛され懐かれ母のような存在
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「小百合さん、テディベアが欲しいんですか?」
「えっ!」
「私を探してギフトショップに来た時から、
気にしているようでしたから…」
流石、探偵。洞察力が凄い。
デパートのテディベアが可愛くて気になっていた。
全ての買い物を終え、人混みを苦手そうにしているLの為にすぐに帰ろうとしていたのだが…
小百合は迷い「少しだけ…」とテディベアが
1番陳列されているギフトショップへもう一度向かった。
ーーーーーーーーーー
「L、見て!ほら、可愛い〜」
小百合はテディベアを一つ手に取り
Lの顔の前に持っていき見せた。
「はい、小百合さんは可愛いです」
「テディベアの方です……」
毎年、新しいデザインのテディベアが発売される、
デパートのブランドであるクリスマスベア。
限定品とあってたくさん陳列されている。
他にもキーホルダーやバッグ等、イギリスの
有名お土産として、売場に大きく展開されていた。
「あ!これも可愛いなぁ」
「……? 小百合さんの方が可愛いですよ」
冗談ではなく真顔で言われて恥ずかしいので
小百合は黙々と店内を見て周ることにした。
「照れてる小百合さんも可愛いです」
「…これだけあると全部欲しくなっちゃって困るねっ」と話題を変えた。
するとLは「分かりました」と言うと
何故かポケットから携帯電話を取りだし
指一つで誰かに電話をかけた。
小百合は突然のLの行動にどうしたのかと
首を傾げる。
「ワタリ、至急、ここのギフトショップにあるテディベアの在庫を全て買い占めてくれ。
…………そうだ、……分かった」
Lは通話を切り、ぽかんと見ていた小百合に簡単に電話の内容を話した。
「小百合さん、在庫数が多いので随時発送予定になるそうです。今すぐには用意出来ないのが申し訳ないですが、全部、手配しておきました」
「えええええっ!!!」
あまりの声の大きさに店内は静まり視線が一気に集まる。
「えっ、え?か、か、買ったの?全部?」
「はい。正確にはまだ支払いは済んでいませんが、ワタリがこれから精算すると……
………どうしました?」
血の気が引くのか自分でも分かる。
小百合はLの携帯電話を奪って
慌ててワタリにかけ直した。
「ワイミーさん!すみません!冗談です、要らないです!ほんとすみません」