2.すれ違い
君の名は
この小説の夢小説設定▽夢小説について
原作、小説、写真集に掲載されてる読切の設定を元にオリジナル(+原作)ストーリーとなっています
逆ハー
▽夢主 (普通の女の子)
英名 Lily = Wammy
ふんわり清楚系女子
ワイミーズ出身者
L、M、Nに愛され懐かれ母のような存在
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そして、ロンドンにあるL専用極秘作戦室に来て2年…
Lは17歳、わたしは16歳になった。
わたしはGCSEを合格し、義務教育を終え
あとはAレベルに合格するべく6th Formで勉強中だ。
Lは相変わらず、数々の難事件を解き続け
世界中の諜報機関を自由自在に動かすことができる
圧倒的な権力を持ち、ありとあらゆる称賛の称号を冠されていた。
15歳の頃から世界の名探偵〝L〟として活躍してきた彼は
ワイミーさん曰く、この2年で一気に飛躍したそう。
Lの設計した極秘作戦室が功を成してるのだと。
あるフロアには天井まで届く本棚が人1人、2人通るのがやっとの程の間隔でズラリと並び、世界中の政府、警察、機関の機密情報が綺麗にファイリングされている資料保管庫。
また違うフロアには夥しい数のパソコン、モニター、通信機器が365日24時間フル稼動している、モニタールーム兼ワイミーさんの仕事部屋。
記憶力が良いわたしでもさすがに一度にこれだけの機械を扱い、全てを把握するのは難しい。
Lのもうひとつの頭脳がこの部屋に詰まっているという感じだ。
この極秘作戦室には他にも武器庫や
トラック、高級外車が並ぶ屋内駐車場
ヘリコプター、ジェット機がある格納庫、
ワイミーさんの発明工場なんかもあると聞いたことがある。
モニタールームを頭脳というならば
この辺りはLのもうひとつの手足なのかも。
これだけの設備を駆使すればそりゃあもう
Lの天才的な頭脳は更に発達し無駄な行動を省き
難事件の数々を同時並行に推理し解決する事が出来る。
15歳までは一般的に報道されている未解決の殺人事件や
失踪事件の中で興味のあるものだけを選び
諜報機関を動かし、解決していくというのが
Lの探偵の仕事だったが、
全世界が〝L〟に求めてくるものはそんな優しいものではなかった。
警察や政府が解決出来ないと投げ付けた事件の数々
政府や大統領が隠したい決して表に出てはいけない闇
裏社会で秘密裏に動いている犯罪…
それ等全てが〝L〟の元へ舞い込むようになった。
そう、たった2年間でLは世界の全ての負と世界の平和
もっと、大仰にいえば世界中の人々の命を背負わなければならなくなった。
ワイミーさんからLの話を聞く度に
Lがどんどん離れてしまう…
そう思うようになってしまった。
この2年、わたしは普通に学校へ通い勉強をして
アルバイトやワイミーさんのお手伝い、と言っても
家事や掃除をするぐらいで
Lは絶対に一人で背負っている業を
わたしに教えてはくれなかった。