3.ふたりきり ーDay1ー
君の名は
この小説の夢小説設定▽夢小説について
原作、小説、写真集に掲載されてる読切の設定を元にオリジナル(+原作)ストーリーとなっています
逆ハー
▽夢主 (普通の女の子)
英名 Lily = Wammy
ふんわり清楚系女子
ワイミーズ出身者
L、M、Nに愛され懐かれ母のような存在
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
一日中、スイーツを食べて動かないのに
嫌味な程、Lの体は引き締まっていて
少し痩せてはいるが意外と筋肉質だった。
滑らかで美しい筋骨、日に焼けた事が無い白い肌。
小百合は、目の前の青年の綺麗な上半身から目を逸らす。
「あの、え……と、ジーンズは自分で…脱ごっか…」
Lから全自動ヒューマンウォッシャーという機械の説明(蛇口を捻りスタートボタンを押すだけ)を聞いた後
小百合は混乱しながらも着替えを用意してお風呂に入るようLに言ったのだが、Lは1人で服を脱ぐ事もしなかった。
「後ろ向いてるから脱いでくださいっ」と言っても「小百合さん、お願いします」と機械の様に頭をぺこっと下げるだけ。
恥ずかしさを抑え、やっとの思いで
白いシャツは脱がせたのだが
17歳の青年の下を脱がすのは流石にどうかと小百合は戸惑う。
本人は唇をびよんと伸ばしながら、空を見つめ何かを考えている。
恥ずかしさのはの字も感じてない様子だったので
意を決してジーンズホックに手をかけ、緊張から震える手を必死に抑え、ゆっくりチャックを下ろす。
ジーンズの隙間から高級ブランド名のロゴが刺繍されているボクサーパンツが見え、小百合の手が止まる。
このままだと、本当にLの裸をしっかりと見てしまう事になる。
全身がカァーッと、熱くなり小百合は手を動かすことが出来なかった。
「小百合さん、どうしたんです?脱がしてくれないと私、お風呂に入れません」
ニヤッと口角を上げこの状況を楽しんでいるLの顔が目に入った。
「なっ…じっ、じぶんでっ、」
顔を真っ赤にして動揺している小百合の
耳元に唇を寄せ、Lは「興奮してきました」と囁いた。
小百合を抱き締め強引にキスをする。
「んん、」
Lの素肌が触れ、わざとらしく音を立て舌を絡めてくるキスに小百合は意識が朦朧としてきた。
あぁ、このまま…Lと…
小百合は頭の中でキスの続きを想像してしまう。
が、理性の方が勝ち、Lの脇腹をつねった。
「いっ」
Lは驚いて小百合から離れ、脇腹を片手で抑え、「何するんですか」と顔を顰めた。
「お、お風呂に入ってくださいっ!」
口を尖らせるL。
「風邪引いちゃいますよ!」
「では、脱がせてください」
「嫌です!」
「何故」
「もう!知りませんっ!」
小百合はわざと怒った口調でLを突き放すと
背を向けた。
Lはクスッと笑って、真っ赤になっている小百合の耳に「お風呂から出たら続きしましょうね」と囁いて、ヒューマンウォッシャーの中に入って行った。
「もう、自分で服脱げるんじゃん……」と本人に聞こえないが、文句を言ってスタートボタンを押し、お風呂が終わるのを待った。