お嬢様と学校
君の名は
この小説の夢小説設定▽夢小説について
原作、小説、写真集に掲載されてる読切の設定を元にオリジナル(+原作)ストーリーとなっています
▽夢主 (普通の女の子)
英名 Lily = Wammy
ふんわり清楚系女子
ワイミーズ出身者
L、M、Nに愛され懐かれ母のような存在
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そして、放課後。
案の定、モーリス先生に呼び出され
指導される羽目になった。
「Ms,Lily?成績優秀で真面目な貴女が
一体、どうしたんですか?
昨日と今日…全く先生の話を聞いてませんね?」
「はい…すみません」
何を言われても謝るだけのわたしに対して
先生は呆れてため息をついた。
Lが隣に居るとドキドキして集中出来ません、
って言える訳ない。
「彼が入学してから、かな?2日しか経ってないけど、君にずっと付いているあのお邪魔虫が原因だろう?
彼とは一体どんな関係なんだ」
「え?えっ…と、幼なじみ…?いえ…友達です…」
お邪魔虫、という言葉が引っかかるが
しどろもどろと返事する。
Lの事は詳しく話せない。
本名は勿論、出身地や学歴、ワイミーズハウスの子どもという事は隠し、全て嘘だらけの架空の情報で手続きしているから。
「幼なじみ…、友達?」
何故かその言葉に反応した先生は勢いよく立ち上がり
わたしの肩を強く掴み、信じられないという表情をこちらに向けた。
「え、あ…あの!でも、彼は悪くありません!わたしが」
「君には相応しくないよ。Ms,Lily。
君は花のように美しい。そう名前の通り百合の花だ。
高貴で、純粋で…」
何を言っているのか分からなかった。
笑うと目尻が下がり優しい顔になるあの先生が
声を荒らげて「有り得ない」と怒りを顕にした。
「僕は嫌なんだよ!!君のような美しい人が…
あんな野蛮で!紳士的とは言えない…
意味の分からない、変な奴と一緒に居るのは」
パチンッ!!!
我慢出来なくて、それ以上聞きたくなくて
先生の頬を叩いてしまった。
「そんな人じゃないっ!!Lの事を悪く言わないで!」
Lが野蛮?変人?
確かにずっと同じ服を着ているけど、
変わった座り方しているけど、靴下履かないし
靴も窮屈とか言って踵踏んでるし…
大人びた話し方で小さい子どもみたいに
我儘を言って甘えてくるし……
でも、Lは甘いものが大好きで正義感が強くて
世界中の機関や警察が頼りにする程、頭が良くて
いつもいつも世界を独りで抱えて
猫背になってしまう程、重くのしかかる負と戦っている。
どうしようもないくらい優しい人。
わたしの大好きな人。