お嬢様と学校
君の名は
この小説の夢小説設定▽夢小説について
原作、小説、写真集に掲載されてる読切の設定を元にオリジナル(+原作)ストーリーとなっています
▽夢主 (普通の女の子)
英名 Lily = Wammy
ふんわり清楚系女子
ワイミーズ出身者
L、M、Nに愛され懐かれ母のような存在
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「ふぅ、今日は1日落ち着かなかったわ」と
帰り道リムジンの車内でポツリ零した。
「小百合さんの普段見れない様子が見れたので
私はとても楽しかったですよ」
「ねぇ、ワイミーさん聞いて!Lったら、ずっとわたしの腕を引っ張って…離さないんだもの。クラスのみんなに付き合ってる、なんて言われちゃって……。…………!」
口を閉じ慌てて両手で火照った頬を必死で隠す。
「嫌でしたか?」と上目遣いで悲しい顔で
Lにそんな事言われたら、何も言えないじゃない。
「あ、小百合さん。あの先生って女性生徒から凄い人気があるんですね。名前は確か」
「モーリス先生ね!」とわたしは目を輝かせて飛び付いてしまった。
モーリス先生は容姿端麗、スポーツ万能。
教え方も上手だし、優しいし、とても紳士的。
187cmで細身なのに、適度な筋肉…
スラリとした脚、腰の細さ…
後ろ姿は世界で活躍するモデルの様に美しい。
生徒からの人気の高い学校中の憧れの先生。
掌を合わせ神でも拝むかの様な姿勢で熱弁してしまい
ハッと気付いてLを見たら凄い冷めた視線を送られ
「性格については兎も角、尊敬、憧れとかそういう意味では無く…女性生徒にモテるのか、という意味です」と意味を履き違えてる事を訂正されてしまった。
「そ、そうね。…えーっと、確かにモテるけど…奥様は居ないって聞くし……。
あ、よく女の子から呼び出されたり、放課後勉強を見てもらったりしてる子が多いそうよ」
「そうですか」
「モーリス先生がどうかしたの?」
「いえ。何でもありません。
…小百合さんも気を付けて下さいね」
Lはその後モーリス先生の話をする事はなく
車の窓から流れ行く街の景色を眺めながら
難しい顔をしていた。
それ以上、わたしは何も言わず静かに車の揺れに身を任すことにした。
Lが何かを真剣に考えている時はあまり声をかけない。
最後の言葉の意図がよく分からず、Lに聞こうにもワイミーズハウスへ着くなり部屋に篭ってしまったので
わたしは深く考えるのをやめ、今日もメロとニアと遊び、お手伝いをして一日を終えた。