Lの兆し
君の名は
この小説の夢小説設定▽夢小説について
原作、小説、写真集に掲載されてる読切の設定を元にオリジナル(+原作)ストーリーとなっています
▽夢主 (普通の女の子)
英名 Lily = Wammy
ふんわり清楚系女子
ワイミーズ出身者
L、M、Nに愛され懐かれ母のような存在
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一瞬、何が起きたのか分からなかった。
ニアは相変わらず飛行機で遊んでいるし
メロは怪しい眼をしてLの方を見てるだけだった。
「え、えっ……と、これは……膝枕?でしょうか…」
誰に言った訳でもなく、状況確認の為、独り呟いた。
いつもみたいにわたしの袖を掴んで隣に座ってくれるかな、と思っていたのにまさかLがわたしの膝に頭を乗せ丸くなるとは…
「L?…えっと、ここで寝るの?」
とりあえず、Lの名前を何度か呼んでみる。
「ん。」
眠たそうな意識のない返事しかこなかった。
目を開けているのが限界なのか
目をぱちぱちさせてうつらうつらとしていた。
わたしとLのやり取りを見ていたメロは
読みかけの本を持って近付いてきて
Lの背中をツンツンと突っつきながら
「え、誰こいつ」と眉をひそめ不思議な顔をした。
すると、Lは邪魔をするなとでも言うように
わたしの腰に腕を回しぎゅっとしがみついて
とうとう深い眠りについてしまった。
「変なの」
そう言うとわたしの隣に座りメロは読書を再開した。
「おや?これは、これは珍しいですね」
17時過ぎてもキッズルームから出てこないわたしを心配になってワイミーさんが様子を見に来てくれたみたい。
「あ、ワイミーさん。どうしましょう…
Lが寝てしまって…」
「大丈夫ですよ、お嬢様。こんな無防備なLの姿
私も初めて見ましたが…もう少しこのまま寝させてあげましょう」
「あ、あの部屋に行かなくても大丈夫でしょうか……?」
「Lはどんな時も考えて行動する子でしょう?
Lはここで寝ると自分で決めたのだと。大丈夫ですよ」
ワイミーさんはメロとニアにも分かるように人差し指を立て「しっー、ですよ」と言ってキッズルームを出て行ってしまった。
そしてニアも遊び疲れたのか飛行機を床に置くと
わたしの腕を掴み、もたれてきたかと思うとそのまま寝転んで寝てしまった。
「あ、ニアも寝ちゃった…」
「変なのー」とまたメロが言ったので
少しおかしくなって「そうだね」と笑ってしまった。
わたしは赤ちゃんみたいに丸くなって寝ているLの柔らかな髪の毛に指を通し撫でてあげた。
「おやすみなさい、L」