出逢い
君の名は
この小説の夢小説設定▽夢小説について
原作、小説、写真集に掲載されてる読切の設定を元にオリジナル(+原作)ストーリーとなっています
▽夢主 (普通の女の子)
英名 Lily = Wammy
ふんわり清楚系女子
ワイミーズ出身者
L、M、Nに愛され懐かれ母のような存在
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私の仕事は主に全世界の養護施設の経営、
子ども達の教育の支援、まだこの世に存在しない物の発明、そしてLとお嬢様のお世話。
「おかえりなさいませ、お嬢様」
「ワイミーさん!ただいま戻りました!」
私の顔を見ると花が咲いたような笑顔で
抱き着いてくる、娘、年齢を考えれば
孫といいますか……
大切な大切な家族なのです。
お嬢様 ー 渡 小百合
英名では Lily = Wammy
お嬢様との出会いはもう5年も前になります。
その日は街が銀世界になるほどの大雪でした。
ウェストミンスターの鐘だけが心地好く鳴り響く静かな街の中、教会の前でお嬢様は真っ白な雪に埋もれ倒れていたのです。
2歳という幼い子どもをこの寒い大空の下、親は捨て置いたのでしょう。
呼吸も浅く体温も感じられない、
凍える小さな体を大切にコートで包み、知り合いの病院へ急いで駆けつけお嬢様の命は無事助かりました。
それから私は行くあてのないお嬢様を引き取り名前と何不自由のない生活、そして、家族を与えてあげました。
世界中にある養護施設の中でお嬢様の為に新たにウィンチェスターに創設した孤児院がここ、
〝ワイミーズハウス〟
1人、また1人と少しずつ孤児が増えていき
お嬢様と6人の子ども達……
それから……
「ワイミーさん、あの子、だぁれ?」
今日の出来事、プライマリースクールでのお話をしていたお嬢様は大きな窓の外を指さしこちらを見上げました。
庭で遊んでいる子ども達から少し離れた木陰でボーッとしてる黒髪の少年が気になったのでしょう。
「あぁ、彼とは初めましてでしたかね」
3日前に名もない孤児としてこの孤児院に入って来た彼の名前はL=Lawliet。
彼は子供たちと喧嘩し、協調性がなく玩具を独り占めして、いつも1人で遊んでいました。
けれど、特定の能力に秀でている事が直ぐに分かり、特別に個室を用意してあげました。
「Lは滅多に外に出る事はありません。他の子ども達とは会話もしませんので…1人で居る方が落ち着くのかと」
彼の紹介した途端、
「Lにご挨拶してきます!」と笑顔で走って行かれました。