Valentine
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「…誰に渡すンだ?」
「え?………あ!!」
(チョコレート出しっぱなしだ!)
「あー…えっと…」
機嫌悪く詰め寄ってくる滑皮に
中々、言い出せなくて体を反転させ
蛇口を捻り強めに水を出した。
渡す本人が目の前に居るんです。貴方です。
って恥ずかしくて言えなかった。
何も答えない麻希に少しイラッとし
腕を強く引っ張り抱き締めた。
「わ、滑皮さん!」
強引に唇を奪われてしまい
強く抱き締められてるので身動きすら取れなかった。
唇の隙間から舌を捻じ込み絡ませ
息が出来ない程激しいキスをする。
「んっ…あ、」
「誰に渡すンだ?学校の奴か?」
何も言わない麻希の真っ赤な顔を見つめた後
再び唇を重ねようと顔を近付けると
麻希はぷいっと横を向いて拒んだ。
「滑皮さん…」
「あ?」
「チョコレート…滑皮さんに…その、あげようと…思って……」
俺の事を想い麻希の手伝りを食べる奴は
自分だった、と滑皮は嬉しくなる。
口角を上げニヤッと笑い
「ふーん。そうか、じゃあ遠慮なく」と
再び唇を奪った。
後頭部を抑え唇に吸い付き激しく舌を絡ませた。
角度を変えては麻希の咥内を味わっていく。
「んん!」と苦しそうな声を出して
手で何かを訴えてくるので
唇を離すと、「んっ」と可愛い声を出し
上目遣いでじっと見つめてきた。
「ちがっ…あの、チョコ…」
「麻希の口の中チョコの味するから」
ちゅっと音を立てキスをする。
「台所に…チョコ置きっぱなし…」
「後でそれも食うけど…今は麻希」
首筋を舐め幾つも痕を付けていく。
「ちょっと待って…!滑皮さんっ!
そんな格好じゃ風邪引いちゃっ…あっ」
耳を優しく噛まれ麻希は反応してしまう。
「ほんっと可愛いな…もっとしていーか?」
「ダメっ…!」
「チョコくれるンだろ?」
悪戯な笑みを浮かべ麻希の唇に何度も激しくキスをした。
煙草とチョコの味が混ざってほろ苦いキスの味。
fin.