汚いヤツと綺麗な宝石
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「馨くん、お仕事のお手伝いってなぁに??」
マサル達を見送った後、首を傾げ麻希は聞いた。
カウカウファイナンスの終業時間になり
「飲みに行こう」とマサルに誘われたのだが
丑嶋に「仕事手伝って」と言われ
事務所に残る事になったのだ。
「おう、ちょっと隣来て」と言われ
丑嶋の座る革椅子へと近寄ると
腕を引っ張られ、体勢を崩し
座ってる丑嶋の方へと麻希は倒れてしまった。
「わ、ごめん」と慌てて上半身を起こし
離れようとしたが腕を掴む丑嶋の手が
強くて離れられない。
「…俺を怒らせてェの?」
「え…?」
丑嶋との距離が凄く近いしじっと目を見つめられ
麻希は恥ずかしくなって視線を外した。
「柄崎にあンな引っ付いてさァ、何考えてンの?」
(あ、ずっと貴明くんにしがみついてたっけ…)
(馨くんも、みんな居たのにお仕事中に
1人騒いで迷惑かけちゃった。
お仕事の邪魔しちゃって
そりゃあ優しい馨くんも怒るよね…)
「ごめんなさい…迷惑かけちゃって「違ェーよ」」
言葉を遮り、丑嶋は麻希を抱き寄せ
行き場を失った麻希の体は自然と
丑嶋の膝の上に跨る形になってしまった。
「え…と、ごめん、馨くん、あの…んっ」
丑嶋の膝から降りようとする麻希の後頭部を抑え
麻希の唇を塞いだ。
麻希の太ももに触れ
短パンの方へとゆっくりゆっくり撫でていく。
その度に擽ったいのか「ん…」と吐息が
唇の隙間から漏れた。