汚いヤツと綺麗な宝石
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「っはぁぁぁー!だっりぃ」
物凄いため息をついて書類の山を睨みつける。
「だはははは!!しゃァねェーよ!マサル!
社長は潔癖症だからなァ!」
「いや、でもこれ1人で片付けって…無理っしょ!」
「根気、根気!社長が戻るまで
時間はいっぱいあるからな!頑張れよ!」
と他人事の様に励まして柄崎は催促の電話をかけ出す。
マサルは「はぁぁー」と大きいため息をついて
書類の山に手を突っ込みゴミと要る物と分けていく。
借用書はファイルへ、個人情報が載ってる書類は
一人一人封筒へ戻し棚へと直していく。
それでもなかなか終わりは見えないので
「たかださぁ〜ん」と
マサルは甘えた声で高田に助けを求めた。
「まぁ、確かに1人じゃ…ね。
タバスコの刑 確実だね、マサル」
「うっわ、最っ悪!高田さん手伝って下さいよ」
「ごめん、無理、電話で忙しい。誰か手伝ってくれそうな「麻希でも呼ぶか?」
「「え!?」」
思わぬ柄崎の発言にマサルと高田は
期待を込めて柄崎を見た。
「綺麗好きな麻希なら早く終わらせンだろ。
今日と明日、暇してるってボヤいてたしな!」
と言って携帯電話を取り出し麻希に連絡をいれた。
柄崎の言う通り、麻希は家で暇してたみたいで
30分程で事務所へと来てくれた。
「麻希さ〜ん、マジで神!」
「おう麻希、休みなのに悪ぃな!」
「ふふっ、いいよ〜?うさぎの世話も終わったし
暇してたんだぁ」
快く引き受けてくれた麻希に3人ともホッとした。
麻希が居れば、綺麗に整理整頓出来るし
もし、間に合わなくてもタバスコの刑は無くなる。
何より丑嶋が機嫌を悪くする事は無い。
「じゃあ、掃除しよっかぁ。マサルくんっ」
「おねしゃす!!」