HAPPY NEW YEAR
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結局、いつものメンバーが集まり
参拝した後、お腹が空いたと言って
マサルと高田は屋台で串焼きや
お酒の調達をしに行った。
麻希と丑嶋はベビーカステラの屋台で並んでると
少し離れた所で何やら酔っ払いと
スーツ姿の人が騒いでるので
丑嶋と「なんだろうね」と話してると
酔っ払いが麻希の並んでる列へ割り込んで
走り去って行った。
「くそっ、逃げやがった!」と
鬼の形相をしたスーツの男の人が
酔っ払いを探しにこちらへ向かってくる。
「あ!滑皮さん!!」
鬼の形相をした男の人は猪背組の滑皮秀信だった。
「ア?」と麻希の姿を見るなり
滑皮は麻希を思いきり抱き締めた。
近くに居た人はざわつき
中にはヒューとか言って茶化してる人も居た。
「めちゃくちゃ可愛いーじゃねぇか」
「わわっ!な、滑皮さん?」
「恥ずかしがってる麻希も可愛いな」と
滑皮は抱き締めたまま麻希の頭を
髪型が崩れないよう優しく撫でる。
「…滑皮さん、公然わいせつ罪で訴えますよ」
隣に居た丑嶋はそう言いながら携帯を取り出す。
「丑嶋ァ、てめぇ居たのか」
「ずっと居ましたけど。視力大丈夫ッスか」
いつまでも麻希を抱き締めてる滑皮に
腹が立つ。
「正月早々、嫌味しか言えねェーのか?ア?」
2人の言い争いを止めるかのように麻希は
「…ん、滑皮さん!恥ずかしい…」と
ポンポンと滑皮の胸を叩くと
「悪ぃな」とやっと離してくれた。
体格の大きい2人、しかもそのうち1人は
ヤクザ丸出しで言い争ってるので周りから
チラチラと見られる。
ベビーカステラを買ってさっさとその場から
離れようと2人の袖を引っ張って「行こ」と促す。