HAPPY NEW YEAR
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窓を見ると透き通った青い空と
少し積もった雪がキラキラ輝いてる。
新年に相応しい美しい1日が始まる。
そんな事に気にも留めず
いつもと変わらず丑嶋はうさぎの世話を始める。
1匹1匹丁寧に撫で体調の確認と
うさぎマッサージをしていると
リビングの方から電話の音が聞こえてきた。
「おう、戌亥」
こんな正月から何の電話だろうか、
仕事の件で任してた事なのか
硬い表情で電話に出ると、明るい声と
騒がしい音が聞こえてきた。
「あ!あけましておめでとう、丑嶋くん」
「あぁ、おめでとう。どうした?
つーか、すげぇうるせぇぞ、周り」
「今ね、麻希ちゃんと初詣行く途中なんだけど
丑嶋くんもおいでよ!」
「あ?2人で行きゃいーだろ」
「麻希ちゃんが会いたいって…わ!」
話してる途中で戌亥の驚いた声がしたと思ったら
周りの雑音が大きくなった。
電話越しに
「…恥ずか…よ…」「え、丑嶋くんに…んで…?」
と麻希と戌亥の会話が
途切れ途切れに聞こえてきてイラッとする。
「おい、戌亥!電話切るぞ」
「え!あ!待って待って!とにかく来なよ!場所はいつもの神社だから!麻希ちゃんが会いたい「馨くん来てね!」
ツー…ツー…
最後に麻希の声がして電話は切れてしまった。
「ちっ」
人混みは大嫌いだが戌亥と麻希に誘われたら
行くしかない。
どうせ退屈だし。
というかあの2人が一緒に居るのを想像するだけで
何故かイライラする。