HAPPY NEW YEAR
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「社長ォ!もう一軒行きましょ!」
「あ?うんこ野郎と年越しとか無理。帰る」
もうすぐ今年も終わり新しい年が始まるというのに
丑嶋は機嫌が悪い。
「これ。みんなで飲んでくれ」と
飲みの席では大きいであろう金額のお札をパサッと
テーブルに置いて居酒屋を出て行った。
「柄崎さん、社長なんで機嫌悪いですか?」
「そりゃあ、麻希さんが帰ったからでしょ?」
しょげてる柄崎に代わりマサルが応えた。
「社長ってほんと麻希さんの事好きっスよね〜」
「ア゛!?」と喧嘩を売るように柄崎に睨まれたので
マサルは目線をビールにうつす。
仕事納の今日、仕事終わりに麻希と
カウカウファイナンスで慰労会という名の
飲み会を開いてたのだか、飲み始めて2時間程度で
「ごめんね。予定あるから帰るね」と
麻希は少し残ってるお酒を飲み干した。
「予定ってナニ?」って丑嶋が聞いていたが
「ふふふ、内緒!」と
悪戯な笑みを浮かべて帰ってしまった。
先に帰ったくらいでここまで不機嫌になるなんて珍しいと思った高田は横に座ってる加納に耳元で話しかける。
「他に何かあったんですか?不機嫌になる様な事…」
「あー。多分アレだ。麻希ちゃん、
今日戌亥の実家に泊まってるから」
「なるほど。戌亥さんと年越しですか…仲良いですもんね」
目の前で柄崎に一気飲みさせられてるマサルと
酔っ払った小百合が騒いでるのを見ながら
高田は(社長ヤキモチかな…?)なんて思いビールを口に運んだ。