初恋
君の名は
この小説の夢小説設定▽夢小説について
原作とは違う設定があるかもしれません
原作に描かれてない設定は
勝手に作り上げてます
▽原作で新たな情報が入ればその都度
編集します
▽夢主
幼なじみ
ふんわり愛され系女子
過去の話は長編と短編で
少しずつ触れていきます
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怪我もマシになったし、だいぶ筋肉も付いてきた。
C組の奴等を1人ずつ呼び出し阿部、井上、加納と
仕返しをしていく。
加納のポケットから携帯電話を取り出し
「コイツ…中坊のくせに携帯なンて百年早えよ!」と
意識の無い加納に暴言を吐いた。
携帯電話なんて初めて触るからどのボタンを押して
柄崎を呼び出したらいいのか分からない。
(うーん…イマイチ使い方が分からねェ…)
情報が早いし機械にも強い戌亥なら分かるかもと思って
戌亥の実家の方へ歩いてると
ちょうど前から自転車に乗った戌亥と出会った。
「おう、戌亥!」
「あれ、丑嶋くん?どうしたの?」
「あ、丑嶋くんだぁ」
戌亥の背中からひょこっと顔を出して
麻希はにこにこと手を振ってる。
仲良く2人乗りしてる。
「…お前ら知り合いだったのか」
「え?」
「え!」
麻希と戌亥は2人して口を揃えてぽかんと見てる。
「…なンだよ」
2人共、同じ表情でこっちを見るから
つい、ムッとした口調になってしまった。
「え、丑嶋くん覚えてないの?」
戌亥がびっくりした表情で聞いてきた。
「何が」
「小6の時、俺ら同じクラスだったよ」
思い出せなくて眉間にシワを寄せて首を傾げる。
戌亥とは遊んだり授業中話したりしたのは覚えてる。
「ほら、名前順だったから俺と丑嶋くんの間に
麻希ちゃん、座ってたじゃん!
それに班も同じだったけど…」
「…あぁ」
丑嶋はぼんやりと思い出した。
戌亥と話す時、間に座ってるやつ邪魔だな
っていつも思ってたっけ…
そーいや、いつも戌亥と帰る時
戌亥のついでのように「…丑嶋くんもまたね」と
手を振って帰る女の子がいた。
「あれ、麻希だったのか」
「ふふふっ、そうだよ」
だから病院で柄崎の事知り合い?と聞いた時に
不思議な顔をされたのか。
「え、丑嶋くん…今気付いたのかよ?」
「あぁ」
「嘘だろ!?丑嶋くんマイペース過ぎるよ」
戌亥と丑嶋の会話を聞いて麻希は
気付いてなかったんだぁとクスクス笑った。