私のパンツがありません!
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みんなに見つめられ、私は小さく口を開いた。
『…く、黒の…レースの…パンツ、です…』
今にも消え入りそうな声でそう言って俯いた。
「「「…」」」
すると一瞬の静寂の後、
ドパッ
みんな揃って吐血した。
『ぎゃあ!?み、みんなどうしたの!?』
「えっろ…イイな…」
「…モカが…モカが…!アーメン…」
荼毘は鼻血を腕で拭っており、その隣の仁くんは胸元で十字を切っている。
「モカちゃん、意外と大胆なんですねぇ…ウフフ…素敵です!」
『そのナイフしまって!?』
吐血したトガちゃんは、口元を押さえて息を荒げている。
目もトロンとしており、ナイフをギラつかせて興奮しているようだ。
今にも刺し殺されそうである。
「モカ…」
『と、弔くん…?』
隣に腰掛けていた弔くんは静かに立ち上がり、次に私の正面に立つ。
そしてガシッと両肩を掴まれた。
「やばい…」
『いや何が!?ていうかこっちの方がやばいんですけど!?』
喚く私を、弔くんはそのままソファに押し倒した。
『うわぁ!ちょ、何すんっ…』
「この場で犯すっ…!」
『目が本気だよ弔くん!?』
小さく呟きながら弔くんは私の服に手を掛ける。
トガちゃんや仁くんは興奮気味にその様子を見ており、荼毘はいつもと変わらない表情でこちらを眺めていた。
『ちょっと!やめっ…』
「無理だ、我慢出来るわけないだろ」
『当てるのやめて!?』
太もも辺りにカタいナニかを押し付けられ、私の背中を冷や汗が伝った。
「モカ…!」
『いやぁぁ!?』
ぺろんとスカートを捲られ、私は必死に抵抗しつつ彼の頭をシバいた。
「…あ」
『やめてよ弔くんのばか!変態!』
「待て、見つけた」
突然大人しくなった弔くんに釣られて私も彼を殴る手を止める。
『…み、見つけたって?』
「黒のレースのパンツ」
『…え?』
まさかと思い、恐る恐る目線を自分の下半身へと遣る。
『…は、』
「「『履いてたー!!』」」
トガちゃんや仁くん、荼毘までもが声を揃えて大声を上げた。
そして私は、昨夜の一連の行動を思い出す。
『…そ、そういえば昨日の夜…』
「?あァ」
荼毘が相槌を打つ。
『私…自分で回収したわ…!』
そうだ、すっかり忘れてた。
元々履こうと思ってたパンツが古くなってたから捨てて…
新しいの出すのが面倒だったから、干してたパンツだけ取り込んだんだった…!
「フフ、全部思い出したって顔ですねえ?」
「俺等を疑ったな?信じてたよな!」
「モカお前…平気な顔して今までスカートの下でそんなえっろいの履いてたのか…」
「…モカ」
みんなが私を取り囲む。
彼らの顔には影が射しており、これまた嫌な予感がする…。
『…ご、ごめんなさいぃ!!』
私の叫び声が室内に響き渡った。
私のパンツがありません!
(皆さん、そこまでです)
(黒霧〜〜〜…!)
***あとがき
キャラ崩壊すみません…!
でもやっぱおバカ変態達が騒いでるのは…楽しい…!
マルシェ