私のパンツがありません!
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集まってもらって本当に申し訳無いんだけど…
『(自分で探そう…)』
うん…それが正解だと思う。
だってこの人達、絶対まともに探す気ないもん。
『あ、そう言えば自分の部屋の中ちゃんと探してなかったかも!ちょっと部屋戻っ…』
「「「待て」」」
今度は私が制されてしまった…。
「モカ…逃げるとは関心しねぇな」
『逃げたくもなるっての!』
まさか荼毘に溜め息をつかれる日が来るとは。
「逃げないでくださいモカちゃん…私達はモカちゃんの役に立ちたいだけなんです」
「そうだ!ちげぇ!」
『え…』
"役に立ちたいだけ"、そう言われて私は顔を上げる。
みんなは温かい目で私を見つめていた。
『みんな…』
変態だけど、彼等の優しさと温かさを感じて私はじぃんと自分の胸が熱くなる。
弔くんが私の肩にポン、と手を置いた。
「安心しろ、必ず…俺達が見つけ出してやる」
『弔くん…』
そしてそのまま頬を撫でられる。
心地良いけれど、なんだかくすぐったい。
「俺達は…」
『うん…』
なんだかんだでやる時はやってくれる人達だ。
あぁ、やっぱりみんな大好…
「パンツを見つけて、お前の役に立ちたいだけだ」
『…』
…バカっぽい…。
普段気だるげな弔くんがキリッとした表情で言うもんだから、余計にバカっぽい。
「だから色を言え、何色なんだ?」
『結局それか!』
そんなにパンツの色って気になるもんなの?
特にトガちゃんとか同性なのに気になるの?
『だ、だから…』
「色は?」
『それは…』
「特徴も言ってくれないと分からねェ」
『言わなくてもっ…』
「…モカちゃん♪」
トガちゃんが飛び切りの笑顔でトドメをさしにきた。