性感帯アレコレ
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味見ってどういうこと、なんて言う間もなく、切島くんは私の首元に顔を埋めた。
そしてそのまま、すんすんとにおいを嗅がれる。
「…」
『ひぃ…』
お風呂上がりの切島くんの髪が、サラッと私の首に触れてくすぐったい。
そんな状態のままひとしきりにおいを嗅ぎまくられ、私は恥ずかしくて身を捩った。
『も、もういいでしょ…?』
「…」
半泣きになりながらそう言うと、切島くんは私の首元から一旦離れ…
「良かねーな!」
いつもの笑顔でそう言った。
『(それはこっちのセリフなんですけど…!)』
何と言おうかと悩んでいると、今度は私の耳元に切島くんが顔を寄せた。
「…」
『ひん!』
すん、と切島くんの息が聞こえると、自分の口から情けない声が漏れた。
口を抑えようにも、切島くんに両手首を掴まれており動くことはできない。
「…モカ…?」
『んんっ…』
いつもより低く掠れた切島くんの声が、私のすぐ耳元で聞こえる。
「耳…気持ち良いのか…?」
『や…!そこで…喋んないでよぉ…』
なにこれ、ゾクゾクする。
鳥肌も止まんない。
「…んな気持ち良さそうな顔で言われてもなァ」
『…っ』
「モカのンな顔見て、やめられるわけねーだろ?」
私の耳元に唇を近付けて話す切島くん。
彼が話す度に耳に吐息がかかる。
『(絶対わざとだ…!わざとやってる…!)』
「…耳赤ェ…かわい…」
『んんっ!』
切島くんが何やらぽつりと呟いたかと思えば、ガプッ!と音がした。
耳を噛まれたのだ。
「…」
噛まれたと言っても、すごくソフトだ。
甘噛みと言うのだろうか、力を入れないようにしてくれているのが分かる。
『…、…っ!』
私は変な声が出そうになるのを必死に耐えた。
「…」
耳たぶの方から、軟骨の方へ。
ゆっくりゆっくり堪能されたかと思えば、次に…
「ん…」
『やぁっ…』
耳たぶを唇ではむはむと柔らかく喰(は)まれる感覚。
『ん…んん~っ…!』
「やーらけぇ…思ってた通りだぜ、モカ…!」
そう言う切島くんはなんだか少し嬉しそうにも見える。
すると今度は…
「ん…」
切島くんの舌が、耳たぶを這う感覚がした。
『!…んっ…』
そのまま、耳たぶ、軟骨、外側から内側へと舌が何度も往復する。
『ゃ…それ…やめっ…』
「ん~?」
『あぅ…ぁ…っ』
もう完全に声を抑えることが出来なくなっていた。
身体がゾクゾクして、なのに頭がふわふわして、気持ち良くて気持ち良くて、頭の中が切島くんのことでいっぱいになっていた。