妄想ランジェリー
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「俺的に良いなと思ったのが、コレと…コレなんだけど」
上鳴くんは、とある二枚の画像を私達に見せた。
一つは、真っ白で花の刺繍が入った、天使のようなランジェリー。
もう一つは、レースや黒を基調とした、シンプルでセクシーなランジェリー。
「お前等、どっちの方が良いと思う?」
「んなモン好みの問題じゃねーの?」
切島くんが首を傾げた。
「いや…"カフェに着せるなら"の話!」
ほらね!
やっぱり余計なこと考えてた。
『アホなこと言わないでよ、"アホ"になってないのにアホなの!?』
私は思わず上鳴くんの頭をスパンと叩いた。
何言ってるか分かんない気もするけど、いや、この表現で正しいと思う。
私は三人の方を振り返った。
『みんな気にしなっ…』
「「「…」」」
『…え』
私は思わず頬を引き攣らせた。
なんと三人とも真剣に考え始めたのだ。
「ちなみに俺はコッチ!黒のセクシーなヤツ!」
へらへらと笑いながら上鳴くんは自身のスマホを掲げた。
「何で?」
「やっぱ女はセクシーな方がいいっしょ!もしカフェがコレ着てベッドに座っててみ?ソッコー押し倒すぜ!?」
『もうほんと黙ってくれる?』
「マジだもん!」
ブンと拳を振るったが、ひらりと避けられてしまった。
くっそう、こんな時だけ素早い…!
「はい」
肩を震わせていると、瀬呂くんが挙手をした。
「どうぞ、テーピンヒーロー セロファンくん」
「ここでヒーロー名出すな」
確かに下着とかの話をしている時にヒーロー名で呼ばれんのはなんというか、後ろめたい気持ちというか。
私より男性陣の方がそういった気持ちが強いのだろう。
「とりあえず俺は白派!」
「「『へぇ~!』」」
爆豪くん以外のみんなが声を上げる。
私もいつの間にか楽しんでしまっていた。
いやでも理由が気になる。
「黒も良いんだけど、ちょっと狙い過ぎっつーの?あざとさが拭い切れねーかなって。白はフツーに可愛い」
「確かに」
「水色とかピンクでも良いな~」
「確かに!」
瀬呂くんの言葉に、上鳴くんと切島くんは相槌を打っていた。
てか瀬呂くん、色も結構こだわるのね。
自分の部屋だけじゃないんだ。
私はふぅんと小声で呟いた。