妄想ランジェリー
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「ていうか"ランジェリー"って言ってんのもキメぇ。普通に"下着"とかで良いじゃん」
「なんか調べてたら"ランジェリー"と"下着"ってちょっと違うっぽくてよ~」
『え、そうなの?』
おっと、思わず反応してしまった。
いやだって知らなかったよそんなこと。
「"下着"はフツーの下着。カフェが着けてるようなヤツ」
「「「…」」」
『急に私の名前出すのヤメてよ!?』
他の三人の視線を一気に浴びて、私は思わず赤面した。
このタイミングで話振るとかひどくないかな!?
「あぁ、カフェが着けてる感じのヤツか」
「モカが着けてる感じのヤツな」
「アレか」
『"アレか"ってなぁに爆豪くん』
何で見たことある風なの?
爆豪くんにも他の三人にも私の下着見せた覚え一切無いんだけど?
「あァ?たまに洗濯機ん中入れっぱなしになってんだろーが」
『あ、確かに』
…って、んん?
一瞬納得しかけたけど、男子と女子のランドリールームは別れてるはずだぞ。
なのに何で私の洗濯事情知ってんの。
…まさか。
「まぁ見に行かねェわけねぇわな!」
ヘラっと笑った上鳴くんに、私はゲンコツをかました。
おっと、手が滑った。
「いってぇ!ひでぇ!だってしゃーねぇじゃん!爆豪でさえ見に行くレベルなんだぜ!?見に行かねぇ方が不健全だって!」
『…切島くんと瀬呂くんも?』
ゆらりと彼等の方を見ると、彼等は肩をビクつかせた。
「ま、まァそれは…なんつーか…」
「やったことないとは言い切れねぇな…」
『…』
私は思わず両手で顔を覆った。
恥ずかしい、穴があったら入りたい。
「あ、女子なら誰でも良いって訳じゃねぇから!安心してくれ!」
『どこに安心要素が?』
「ほら、爆豪はいつもカフェのしか見ねぇじゃん?」
『知らん!』
しかもいつもって何だ、そんな常習犯なのか。
「…」
爆豪くんは悪びれた様子もなく、再び雑誌に目を通している。
「まぁその話は置いといて!下着と違って、ランジェリーはこんなん!」
上鳴くんがこちらにスマホの画面を見せる声が聞こえた。
私は両手を顔から外し、彼のスマホを覗き込む。
「なんつーか、フツーの下着の装飾的ver、みたいな感じぃ?」
『ふぅん…でも可愛いねコレ』
「だろ~!?コレとかどうよ?」
『あ、可愛い!』
盛り上がる上鳴くんと私。
上鳴くんは他の三人にもスマホを見せた。
「へー、なんか確かに可愛いっちゃ可愛いかもな」
「み、見せんなよ上鳴…」
「心底どーでもいいわ!」
上から瀬呂くん、切島くん、爆豪くんと、みんな違った反応を見せてくれた。
あ、なんかちょっと面白いかも。
みんなの反応気になるな。
「…」
私と同じようなことを思ったのか、上鳴くんは静かに口角を上げた。
絶対余計なこと考えてるな…