愛してるゲーム
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『"愛してるゲーム"っていうのが流行っててねぇ』
「ふむ」
自分の知ってる限り"愛してるゲーム"について、飯田くんに話してみた。
結果…
「カフェ君、愛している」
『も、もう一回』
真っ直ぐにこちらを見つめてそう言う飯田くんに、自分の胸がバクバクと音を立てていた。
「愛しているぞ、カフェ君」
『もう一回っ』
「愛している」
『もう一回…!』
「愛している」
待って待って、こんなに積極的になるなんて聞いてないよ。
どうしちゃったの飯田くん。
さっきまでは
"ゲームとはいえ愛の言葉を軽々しく口にするのは気が引けるが…"
とか言ってたのに!
なんて考えていると、正面から飯田くんに見つめられて動けなくなってしまった。
「愛しているぞ」
『〜っ…ぎ、ギブ!私の負け!』
「ははは、俺の勝ちのようだな!」
降参ポーズを取る私に、飯田くんは満足そうに笑った。
『だってさ…あんな…』
「ん?」
『あんなに優しい顔で言われたら、照れない訳ない…でしょ…』
飯田くんに届くか届かないかくらいの小さな声で、私はぼそっと呟いた。
すると、その声は飯田くんに届いていたようで。
「なっ…!?や、優しい…!?そんなにか!?」
『う、うん…』
なんとなくぎこちなく、気恥ずかしいままの二人だった。
(そ、そんなに緩みきった表情をしていたのか俺は!?)
(あー、ドキドキしたぁ…!)