ポッキーの日
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「おー!爆豪も来てたんか!食う!?」
「要らねェ」
ポッキーを20本ほど束にして持って来た切島くんを、ぴしゃりと一刀両断する爆豪くんは流石である。
「モカは…って、食ってるし」
『んぐ…』
先程、切島くんがこちらにやって来るという声を聞いて爆豪くんから顔を背けた私。
そんな私を見た爆豪くんは咥えていたポッキーを外して、無理矢理私の口に突っ込んだのだ。
「んなクソ甘ェモン、よく食えるわ」
さっきまで自分が咥えてたんでしょーが、なんて心の中で言い返しておく。
切島くんの前でそれを口に出して言えるほど、私は天然な訳でも空気が読めない訳でもなかった。
『…』
私はポリポリとポッキーを食べ進めていく。
「包丁の握り方何とかしろよ」
爆豪くんは何事も無かったかのようにペットボトルを持ち、その場を去ろうとする。
「ん?爆豪、菓子パ参加しねーの?面白いぜ?」
「くだらねェ、寝る」
爆豪くんはそう言い残して、部屋へと戻って行ってしまった。
『…後で爆豪くんの部屋の前にお菓子積んどく?』
「お、良いなそれ!まだ開封されてないヤツ、後で探そうぜ!」
邪魔だとか言ってブチギレられそうだけれど、せっかくのパーティーだしね。
ちょっとだけでもお裾分けしてあげよう。
「んで、モカは紅茶作ってんのか。手伝うぜ!」
『ありがとう助かる!じゃあこのミルク、そっちのカップに移し替えてもらっていい?』
「おう、任せろ!」
なんとかレモンを切り終え、私は切り終えたレモンをお皿に盛る。
「…あのさ、モカ」
『ん?』
「モカはポッキーゲーム、知ってんの?」
『あはは、流石に知ってるよ』
私達は手を止めずに話を続ける。
「じゃあさ…」
少し口籠る切島くんに、私は思わず作業する手を止めて顔を上げた。
「しようぜ、ポッキーゲーム」
切島くんがそう言うのと、私の肩を掴むのはほぼ同時だった。
ポッキーの日
(わー!!切島とモカがポッキーゲームしてるぅうう!!)
((!?))
(轟、八百万、あれだよポッキーゲーム!)
((あれが…!))
(いや見んな!)
***あとがき
滑り込みセェーーーフ!!!
いや、今日がポッキーの日だと気付くのが遅過ぎました!
間に合うかどうか不安でしたが、なんとか間に合って良かったです…!
爆豪のシーンは書くか悩みましたが、結局書きました。
間接キスくらいなら…ギリギリセーフ…かな…?
書いてる途中で"切島オチって何だっけ?"とか心の中で思ってました。
乱文ですが、これからもどうぞよろしくお願い致します!
マルシェ