雨の中キュンとする瞬間
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【相合傘中に男性の肩がずぶ濡れになっているのを見た時】
今日は雨だ。
休憩時間中に"傘を持って来るのを忘れた"という話をしていると、緑谷くんが"傘持ってるから一緒に帰ろう"と提案してくれた。
私は彼の言葉に甘え、今は彼の傘の下で、彼と肩を並べて家へと向かっている。
『緑谷くん、ほんとごめんね。家まで送ってもらうことになっちゃって…』
「え!?い、いやこれは僕が言い出したことだし…!」
顔を真っ赤にしてあたふたとする緑谷くん。
うぅ、カフェさんが近い…!と何やら隣で心の声(たぶん無意識だろうけど口に出てる)を漏らす緑谷くんに、今度は私が赤面する。
『(そんなに意識してくれてたんだ)』
よく考えたら相合傘だもんなぁ。
隣に並ぶ緑谷くんをちらりと見上げると、傘からハミ出た彼の肩部分が雨で酷く濡れていた。
『み、緑谷くん…!肩濡れちゃってるよ、私はいいから…』
傘を持ってくれている緑谷くんの手に重ねるようにして持ち手を掴もうとするも、気にしないで、とやんわり断られた。
『緑谷くん…』
「僕がこうしたいんだ。だめかな?カフェさん」
そんなに真っ直ぐな瞳で言うなんて、ずるい。
(君のためなら、こんなの気にならない)