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「「『チアガール?』」」
あの後、ヤオモモと響香ちゃんに連れて来られた先は女子更衣室。
そして更衣室内にはアメリカかオーストラリア辺りだろうか…
外国人のお姉様方が大勢いらっしゃった。
そしてヤオモモがこちらに差し出したのは、派手な色合いに露出の多いチアガールの衣装。
「午後は女子全員、レクリエーションに参加するらしいんですの…」
『………つまり…』
私は息を呑んだ。
「これに着替えるってことね」
「わぁ、可愛い!」
梅雨ちゃんとお茶子ちゃんがチアの衣装を受け取って広げている。
うん、確かに衣装は可愛いと思う。
衣装はね。
「もうすぐレクリエーションの時間だし、そろそろ着替え始めないと…」
「それもそうね」
響香ちゃんの声に、梅雨ちゃんとお茶子ちゃんは早速チアの衣装に手を付け始めた。
「さぁ、こちらがカフェさんの衣装ですわ」
『ヤオモモ…』
ヤオモモに差し出された衣装を見て、私は満面の笑みを浮かべた。
『私パスで!』
「いやパスとか無いから」
すかさず響香ちゃんにツッコまれる。
「確かにちょっと恥ずかしいけどさ…みんな着るんだし、恥ずかしがらなくても大丈夫なんちゃうかな…!」
「えぇ、モカちゃんならきっと似合うわ!」
『お茶子ちゃん…梅雨ちゃん…』
「それにアタシ等だって恥ずかしいんだから…」
「えぇ…ですがこれが学校側の決まりなら、やむを得ませんわ」
『響香ちゃん…ヤオモモ…』
みんなだって恥ずかしいはずなのに、私を宥めてくれている。
あぁ、優しいなぁ…みんな。
四人の言葉に私はゆっくりと顔を上げ、口を開いた。
『ごめん無理!!』
「あ、逃げたっ!」
私は更衣室の入り口に向かって脱兎の如く走り出した。