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***切島視点
「…で、何もせずのこのこ帰ったってワケですかぁ、おバカさん?」
「おバカさんって何だよ上鳴!」
「いーや、どう考えてもおバカだろ」
「瀬呂まで言うか!?」
放課後、上鳴と瀬呂と俺の三人でファミレスへとやって来た訳だが…。
なぜか恋愛の話になってしまった。
軽く今までのモカとの関係を話した流れで、先日のモカが俺ん家に来た時の話もした。
…今日はモカが"ガールズとも特訓してみたい"と言うのでモカとの特訓は無しになった代わりに、コイツ等と手合わせするつもりだったのに…
いつの間にファミレスへ来ちまったんだ俺は…!?
爆豪も誘ったが断られちまった時点で気付くべきだった。
この二人は元々、今日特訓する気は無かったのだと。
「つーか、もう良いだろこの話は!」
無理矢理会話を終了させようとするも、口の上手いコイツ等に俺が敵うはずもなく。
「切島とカフェがくっついたらやめてやってもいいぜ?なぁ上鳴」
「ホントさぁ、俺分っかんねーんだわお前等の感覚が。なんで?なんで付き合わねぇの?見てるコッチがじれったいんだけど!?」
「バッカお前声でけーんだよ!」
騒ぎ始める二人の声を何とか抑えさせる。
「だってマジで分かんねーんだもん。好きなヤツが自分ん家で風呂入った後に彼Tでベッド待機してんだぜ?それって誘ってる以外になんか意味あんの?」
「いや普通に寝てるだけだろ」
その思考回路がおかしい!と上鳴が騒ぎ始める。
いや、確かに俺も少し無防備だなと思ったけどよ。
「"据膳食わぬは男の恥"っつー言葉があってだなぁ…!」
「カフェは戦闘に置いては割と冷静なトコあっけど、その他結構はっちゃけてるからな…爆豪のことも上手いことイジってるし。割とそういうの積極的なタイプだったりして?」
「瀬呂はモカのこと何も分かってねェ!!」
「いや俺はお前みてーに付き合い長くない上に、あんまり絡んだことねェもん!」
なぜか開き直る瀬呂を押し退けて上鳴がこちらに乗り出して来る。
「切島お前まさか…こえーの?」
ニヤリと意地の悪そうな笑みを浮かべながら上鳴はこちらを見た。