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振替休日の翌日。
ホームルームが始まるまでのこの時間、みんなの間ではUSJ事件の話題で持ち切りだ。
そんな中、私は一人自分の机に突っ伏していた。
…眠いのだ。
今日は登校中に、小学生の子が転んで怪我してるのを回復させたり、同じ雄英の学生が靴擦れで足を引き摺って歩いているのを見て回復させたり。
朝から大変だった。
先生が来るまでは仮眠タイムだ。
「みんなー!朝のホームルームが始まる!席に着けー!」
「着いてるよ、着いてねーのおめーだけだ」
立ちながらクラスメイトに指示を出す飯田くんに、瀬呂くんがツッコんでいた。
ガラッ
ちょうどその時教室の扉を開く音が聞こえ、顔を上げる。
「おはよう」
「「『相澤先生復活早ぇえ!!』」」
みんなでついハモって相澤先生を見る。
いやだって、USJ事件は一昨日の話だよ?
そんなすぐに治るもんじゃないよね?
「先生!無事だったのですね!」
挙手しながら言う飯田くんに、お茶子ちゃんが苦笑いする。
「無事言うんかなあれ…」
いや、無事とは言えないだろう。
顔面中包帯ぐるぐる巻きの状態で教壇に立つ先生を見て心が傷んだ。
きっと無理をしているんだ、休まないと…。
「俺の安否はどうでもいい。何よりまだ、戦いは終わってねぇ」
「「『!?』」」
相澤先生の言葉に、クラスが戦慄する。
戦い…もしかしてまた敵が…!?
「雄英体育祭が迫ってる!」
「「「クソ学校っぽいの来たぁぁあ!!」」」
私達はクラスみんなで飛び上がった。