06
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「嘘やんっ!?」
「え、アンタ等あれで付き合ってないの!?どっからどう見てもカレカノにしか見えないっつーの!」
「私は中学時代から二人は付き合ってたのかと思ってたよ…!それくらい馴染んでるっていうか!」
「えぇ、私も…お付き合いされて長いのかしら、と…!」
お茶子ちゃん、響香ちゃん、透ちゃん、更にヤオモモまで驚いて私を見ている。
「モカと切島は昔からよく言われてるよね~!」
『うん、よくあるよくある』
この場面がなぜか今日一番盛り上がっている…気がする…。
「でも切島くん、絶対モカちゃんに恋愛感情あるって!」
「ちょ、あんまそこ突っ込まない方が…」
キラキラとしている透ちゃんを響香ちゃんが止めようとしてくれている。
チラリとこちらを伺う響香ちゃんの気遣いが嬉しい。
『いやいや、分かんないよ~?』
「いや、あれで恋愛感情無かったらどこに恋愛感情抱くの!?って感じ!」
「あはは、葉隠何それ!」
「だって~」
このメンバーの中で女子力が(たぶん)ずば抜けて高い透ちゃんは、コイバナもずば抜けて好きなんだろう。
『切島くんとは中一の頃からの仲でね、基本一緒に居たから…いつも助け合ってきたんだ。恋人っていうよりは相棒って感じかな?切島くんも私のこと"相棒"って言ってくれてたしね!』
そう言い切ると、みんなはなんだか納得いかないような何か言いたそうな、微妙な顔をしていた。
「でもモカ…確かにあんなの見せられたら勘違いしちゃうかもね?アタシもびっくりしたもん」
『あんなの?』
私が首を傾げると、三奈ちゃんとお茶子ちゃんは顔を見合わせて頷き合った。
「ほら、昨日USJの入り口ん所で一番最初にみんなが散り散りに飛ばされた時…」
"モカっ!!"
"切島くん…っ!!"
「切島もモカも必死にお互いに手ぇ伸ばしててさ…あんな状況だったけど、アタシめっちゃ見ちゃったもん!」
「私もすっごい見てた…!映画みたいだった!」
三奈ちゃんとお茶子ちゃんの話を聞いて、他のみんなは"へぇー!"と感心したような声を漏らす。
『あ、あれ見られてたんだ…!』
なんだか突然恥ずかしくなってきた。
だってあの時は、必死だったから。
「んじゃあ、モカは他に好きなヤツとか気になるヤツいんの?」
響香ちゃんが頬杖を付きながら私に問う。
『爆豪くんとか放っとけないよね!ガッツあるし!』
「「(流石切島(くん)に相棒と言われるだけある…!)」」
響香ちゃんとお茶子ちゃんが何か言いたげにしているが気にしないでおこう。
「なんだぁ…二人とも、くっつけば良いのになぁ~」
『あはは!』
そう言う透ちゃんに、私は笑って何も言わなかった。
「(ケロッ………切島ちゃん、かわいそ)」