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私は地面に首を押し付けられた時の、大の字のような状態で倒れままだ。
とっくに手は離されているし拘束もされていないのに。
『はぁ、はぁ…、はぁ…っ』
ただ酸素を取り込むので精一杯で、身体を起こすことが出来ない。
更に脳の動きが鈍くなっているからか、死柄木弔が何を言っているのか理解出来ない。
「けどもその前に…平和の象徴としての矜持を少しでも…へし折って帰ろう…!!」
一瞬で私の前から居なくなったかと思えば、死柄木弔は水辺の…
梅雨ちゃんの頭に手を伸ばす。
やっぱり気付いていたのか…!
『(梅雨ちゃん…!!)』
少しずつ頭が働くようになってきたけれど、情けないことに身体に力が入らない、声も出ない。
「チッ」
死柄木弔がぴたりと動くのをやめたかと思うと、何やらぽつりと言葉を漏らした。
「本っ当かっこいいぜ、イレイザーヘッド」
『(相澤先生の"個性"…!死柄木弔の"個性"を消したんだ!)』
死柄木弔の"個性"が何なのか私にはまだ分からないけれど…
先生が"個性"を消してくれたなら少しは戦える…!
が、"脳無"と呼ばれた怪人が相澤先生の頭を掴み地面へとめり込ませる。
その瞬間、水辺に居た緑谷くんが敵の前に飛び出した。
「手ぇ離せっ…!SMAAASHHHHH!!」
途端に爆風が辺りを襲う。
倒れたまま目を凝らして見てみると、先程まで死柄木弔の居た所には脳無が立っていた。
「良い動きをするなぁ…SMASHって、オールマイトのフォロワーかい?まぁいいや君」
死柄木弔の手を振り払った梅雨ちゃんが、脳無に攻撃されそうな緑谷くんに舌を伸ばす。
ドォオオオン!!
その時入り口の方から大きな物音がし、死柄木弔や私含めみんなが一斉にそちらを向く。
「もう大丈夫」
遠目だけど…分かる。
「私が 来た」
『オールマイト…』
つぅっと涙が出て来るのが分かる。
「(あぁ…コンティニューだ…!)」