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ひとしきり上鳴くんを追い掛け回した後、爆豪くんは飽きたのか疲れたのか、大人しくなった。
冷蔵庫を開けて水を飲んだ後、部屋に戻ろうとする爆豪くんが目に入る。
私は相変わらずソファーで雑誌を読みながらだらけたままだ。
『お、爆豪くんお疲れ様~!』
「…」
そう声を掛けると、彼はじろりとこちらを見た。
…かと思うと、爆豪くんは何事も無かったかのように視線を戻してリビングを出て行く。
「…」
『…』
昨日の夜、前もって言われたもんね。
なんとなく"行くなら今"な気がする。
私は読みかけの雑誌をしまい、少し遅れて爆豪くんの後を追い掛けた。
『爆豪く…って、あれ?居ないし』
リビングを出たのは良いが、辺りに爆豪くんの姿はなかった。
『うーん…?』
そう言えば、場所とか何も言われなかったな。
一旦部屋に戻って、爆豪くんにメッセージ送ってみようかな?
私はエレベーターに乗り込み、自室へ向かうべく2階へのボタンを押した。
ゴゥン
エレベーターの駆動音がする。
『(わざわざ何の用なんだろ?…まぁ考えても仕方無いかぁ)』
ぼんやりと立っていると、エレベーターが開いた。
何も考えずに自室の方へ足を向ける。
するとそこに居たのは。
『…え、爆豪くん!?』
誰かが私の部屋の前にもたれ掛かっている…と思えば、爆豪くんだった。
爆豪くんは私を見るなり一喝する。
「遅ェ!」
『わ、ごめんごめん!すぐ開けるね』
慌てて鍵を開ける様子を見られながらも、私は自室の扉を開いた。
『はいどーぞ…ってもう寛いでるし』
私よりも先にズカズカと部屋に入った爆豪くんは真っ先にベッドの上に座った。
遠慮なんて一切無いんだな、流石爆豪くん。
むしろ清々しいわ。
私は小さく溜め息をついた後、爆豪くんの方へと足を向ける。
『仮免試験お疲れ~!大変だったみたいだねぇ』
「うるせェ、思い出させんなや」
へらっと笑いながら言うと、爆豪くんは何やら苦い顔をする。
そんなに辛かったんだろうか。
『ごめんって。でもこれで、晴れてA組全員仮免試験合格だね!』
「フン…」
『で、今日はどうしたの?』
言いながら、私も爆豪くんの隣に腰掛けようとすると。
「待て、立ってろ」
『へ?』
座るのを制止された。
『え、座っちゃだめなの?』
私のベッドだよね?
何かの罰ゲームかな?
いろいろ考えていると、爆豪くんはふいにこちらに手を伸ばしてきた。
「…」
そして…
バッ
何の前置きもなく、服を捲り上げられた。