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笑顔で爆豪くんと轟くんを送り出した後は、学校で補習を受けたり、クラスメイトのみんなと話したりしていた。
そうこうしている内にすっかり日は暮れ、私はリビングで寛いでいた。
晩ご飯もお風呂も済ませた後、ここのソファーでだらだらするのがなんだか好きだ。
「モカ~!」
『お!三奈ちゃんお疲れ~』
こうやってみんな自然に寄って来て話をしてくれるのが凄く楽しい。
「ねぇねぇ見て!この服超可愛くな~い!?」
三奈ちゃんはソファーに飛び乗り、私の横にやって来てスマホを見せた。
『あ、可愛い!三奈ちゃん好きそう!』
「流石モカだね、アタシの好み分かってるぅ!」
『えへへ、まぁね~』
「これか…これ!どっちを買うかで悩んでるんだけどさぁ~」
『見せて見せて!』
私は三奈ちゃんと共に彼女のスマホを覗き込む。
『どっちも可愛い~!うーん、悩むねぇ…』
「そーなんだよ~!どっちも可愛いし買いたいけど、予算的にどっちかに絞んなきゃなの~!」
『でもどっちかっていうと、こっちの方が三奈ちゃんに似合いそう!』
「オッケー!んじゃあこっち買うことにするよ~!ありがとモカ♪」
『うん、買ったら着て見せてね?』
「もち!」
三奈ちゃんとそんな感じで盛り上がっていると、爆豪くんと上鳴くんが何やら話しながら私達の近くを歩いていった。
「今日の仮免試験そんなんだったん!やっべー!」
「うるせェ」
話していると言うよりも、上鳴くんが爆豪くんに纏わりついている、という表現の方が正しいかもしれないな。
「なぁなぁ芦戸、カフェ、聞いたか今の爆豪の話~!」
「え、なになに?」
『なんも聞いてなかった』
ソファーの後ろから身を乗り出してくる上鳴くん。
三奈ちゃんと私はそんな彼を見上げた。
「ばくごーのかっちゃんくんが、子供相手に大はしゃぎした~って話!」
ニッと笑いながらそう言う上鳴くんに対し…
「テメェ…」
ピタッと足を止めたかと思えば、肩を震わせながら爆豪くんはこちらへと振り返った。
「殺す」
「ひぃ!」
『巻き込むのやめて!?』
「爆豪ストップストーップ!」
爆豪くんがソファー越しに上鳴くんに掴み掛かろうとしたため、三奈ちゃんと私は必死にソファーから抜け出した。
巻き添えを食らうのはごめんだ。