23
name change
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
切島くんの部屋で朝から少しゆっくりさせてもらって、軽く準備を整えて共同スペースへ向かう。
朝ごはんの時間だ、あぁおなか減った。
『あっ爆豪くんだ!おーい!』
上鳴くんや瀬呂くんと共に食事をする爆豪くんの後ろ姿を発見する。
「爆豪おはよぉぉお!!」
『おはよ~~~っ!』
普段の光景を見てテンションの上がった切島くんと私は、爆豪くんに後ろから抱き着いた。
「うるせぇっ黙れ!!」
二人揃ってシバかれたけど。
「んだァてめェ等調子ぶっこきやがって!」
『ぶっこいてない!ぶっこいてないよ!』
「あァ!俺達何もぶっこいてねェぜ!」
「ぶっこくぶっこくうっせェェエ!!」
朝から元気だな~なんて、瀬呂くんが笑っている。
上鳴くんは、自分にとばっちりが来ないように身構えていた。
「とりあえず俺等も飯食うか!」
『うんっ!』
切島くんと私は各々朝食を準備し、爆豪くんの両サイドに着席した。
「…」
私達が爆豪くんを挟んで食事をするのはいつものことなので、今更爆豪くんは何も言わない。
最初の頃は毎回鬱陶しそうに眉を顰められていたけれど、最近はそれもない。
「『…』」
切島くんと私は顔を見合わせて笑った。
「切島、カフェ」
ふいに後ろから声が掛かり、振り返る。
そこには轟くんが制服を着て立っていた。
『あ、おはよう轟くん』
「はよっ!」
「あぁ」
轟くんは、もうすっかり切り替えた私達を見た後、いつもの表情で口を開いた。
「もう平気なんだな」
「おう!この通りだぜっ!」
『うん』
私達と短くやり取りをした後、轟くんは爆豪くんに視線を遣った。
「爆豪、そろそろ時間だぞ」
「喋んな舐めプ野郎」
中指を立てながら轟くんにそう言い放った爆豪くんを見て、切島くんと私は首を傾げた。
「二人でどっか行くのか?」
『へぇ~!仲良いねぇ~』
「黙れ殺すぞ」
今度は私達に中指を立てられ、切島くんと私は委縮した。
おお、怖い…
「轟と爆豪、確か今日仮免試験じゃん!」
『あ、そっか!』
そうだ、すっかり頭から抜けてた。
昨日響香ちゃんも言ってたよね。
「チッ…」
爆豪くんは、食べ終えた食器を下げ、席を立った。
『ふたりとも、頑張って!』
「頑張れ!」
「いってらっしゃい!」
私達はみんなで、笑顔で二人を送り出した。