21
name change
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「…とは言ってもだ」
相澤先生が小さく口を開く。
「プロと同等かそれ以上の実力を持つビッグ3はともかく…お前達の役割は薄いと思う」
「「『…』」」
「蛙吹、麗日、切島、カフェ…お前達は自分の意志でここに居る訳でも無い。どうしたい」
相澤先生のその言葉に最初に反応したのはお茶子ちゃんだった。
「先…っイレイザーヘッド!あんな話聞かされてもう"やめときましょ"とはいきません…!」
次に梅雨ちゃんが口を開く。
「先生(イレイザー)がダメと言わないのなら…お力添えさせてほしいわ。小さな女の子を傷付けるなんて許せないもの」
「会議に参加させてる以上、ヒーロー達は一年生の実力を認めていると…思う。現に俺なんかよりも一年の方がよっぽど輝かしい」
「天喰くん隙あらばだねえ」
小声で言う天喰先輩に波動先輩が笑い掛けていた。
「俺等の力が少しでもその子の為ンなるなら…やるぜイレイザーヘッド!!」
ガインと拳を鳴らし、いつもの気合いのポーズを取る切島くん。
『今この瞬間も、エリちゃんが泣いてるかもしんない…!協力させてください、イレイザーヘッド!』
私達生徒は頷き合った。
するとそんな私達を見て、相澤先生が口を開く。
「意思確認をしたかった。分かってるならいい…今回はあくまでエリちゃんという子の保護が目的、それ以上は踏み込まない」
『…』
「一番の懸念である敵連合の影…警察やナイトアイ等の見解では、良好な協力関係には無いとして…今回のガサ入れで奴等も同じ場に居る可能性は低いと見ている。ただ万が一見当違いで…連合にまで目的が及ぶ場合はそこまでだ」
「「『了解です!』」」
私達は声を揃えて返事をした。
***
サー・ナイトアイ事務所での会議から二日後の深夜。
私達A組生徒四人は足音を潜め、共同スペースに集まった。
「来たか!?」
「うん…!」
『決行日…!』
私達は今日、これから敵地に乗り込むのだ。
『気ぃ引き締めてこう!』
「「「おう!!」」」
私達は頷き合った。