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「切島コラァ!!」
「ん」
朝一番、ホームルームが始まるまでの時間でみんなと話していると、上鳴くんが大声を上げた。
「お前名前!ネットニュースにヒーロー名!載ってるぞスゲェ!!」
「梅雨ちゃん麗日ぁ!凄いよー名前出てる!」
「マジじゃん」
「うへぇー嬉しいなァ本当だ…!」
「どこから撮ったのかしら」
「すっごいねー!もうMtレディみたいにファンついてるかもねぇえ!」
女性陣はキャッキャと騒いでいる。
そんな中、尾白くんが私にスマホを見せてくれた。
「カフェさんも載ってるよね、これ。ビッグ3の先輩と!」
『え、そうなの?』
「あーそれ俺も見た見た!」
「凄いねモカ、やるぅ!」
瀬呂くんが尾白くんのスマホを覗き込むのと同時に、三奈ちゃんが後ろから飛び付いて来た。
物凄い乳圧だ。
「~~~ッ…」
後ろの方では爆豪くんが歯を食いしばりながらこちらを見ている。
今度は飯田くんが手をカクカクと振りながら口を開いた。
「仮免と言えど街へ出れば同じヒーロー…素晴らしい活躍だ…!だが学業は学生の本分!居眠りダメだよ!」
「おうよ飯田!覚悟の上さ!なァ!?」
「『うん!』」
緑谷くんと私は切島くんの声に頷いた。
「お前勉強やべーっつってたのに大丈夫かよー」
「先生が補修時間設けてくれるんだってよ」
「俺も行きゃー良かったなァ…両立キツそうでさァ…」
「学ぶペースは人それぞれですわ」
「良いことを仰る!」
『…』
そういえば天喰先輩の左腕…
撃たれてたけど、大丈夫なのだろうか。
私の"個性"では状態異常の回復は出来ない。
つまり、天喰先輩の"個性を使えない"という状態を回復させるということは出来なかったのだ…。
それにしても、"個性"が発動出来なくなるなんて…。
『(…天喰先輩にメッセージ、送ってみるかぁ)』
私は手早くスマホを操作した。