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「気持ちは分かるぜ?でもな、せめて部屋でやれって!ここ学校の敷地内だし、どこで監視されてっか分かんねーぞ!?雄英だし!」
「オイラとしてはそのまま最後までイッてくれても良かったけどな!オカズのレパートリーが増えるだけだし!」
「お前等なぁっ…!」
騒ぐ上鳴くんや峰田くんの登場により、私の心臓はバクバクと音を立てている。
"違ェんだ、お前を悲しませたい訳じゃなくて…!これからは…俺がお前を…"
『(ずるいよ、切島くん…!)』
いつもより真剣な表情をする彼が、大人っぽく見えた。
視界いっぱいに彼が広がって、息が出来なかった。
それに上鳴くんと峰田くんの出てくるタイミングも悪い…。
「もう暗ェし、部屋戻んぞ!」
「オイオイ逃げんのかよ~!」
「男らしくねぇぞ~!」
「うるせー!!」
ギャーギャーと騒ぎ始める三人を見て、私は俯いた。
『(切島くん、もう私と特訓する意味なんて無いよね…)』
切島くんにドキドキしたのも事実だけれど…
今はそれよりも。
自分の弱さや、いつの間にか開いていた切島くんとの力の差にショックを受ける気持ちの方が大きかった。
悔しくて、弱っちい自分自身に腹が立った。
そしていつも隣に居た切島くんがいつの間にか強くなっていて、置いてけぼりを喰らったような、寂しい気持ちになった。
『…』
上鳴くんと峰田くんの首根っこを掴む、切島くんの背中を見る。
今の私には、いつも以上にその背中が大きく見えた。
『(…私は弱い)』