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"戦闘服の改良について、専門外のことは考えても分からん。もし何か弄りたくなったら、校舎1階にある開発工房へ行き、専門の方に聞くように"。
相澤先生にそう言われ、切島くん、上鳴くん、そして私の三人は、開発工房へとやって来た。
元々切島くんと二人で開発工房に向かっていた所を、後ろから上鳴くんに呼び止められ、一緒に戦闘服の改良依頼をすることになったのだ。
「すんまっせーん!」
ノックもせずにズカズカと進んで行く上鳴くんに続いて、切島くんと私も部屋に入る。
「…あれ?誰も居ねェのかな」
『タイミング悪かったか〜…また別の日に来る?』
切島くんと私が顔を見合わせると、上鳴くんは唇を尖らせた。
「えー、せっかく来たのにぃ。すんまっせーん!戦闘服の改良について相談なんスけど〜!」
上鳴くんが大声で部屋の奥の方へと呼び掛けてみるも返事は無…
「"戦闘服の改良"ですって!?」
ガラクタの向こう側から、一人の生徒がひょっこりと顔を出した。
なんかめっちゃ嬉しそうだ。
『…あっ!確か体育祭の時に、すっごいサポートアイテムいっぱい見せてくれた人だ!』
「おぉぉ!!アナタ、私のベイビーの凄さがお分かりなのですね!?」
『べ、べいびー…?』
ガラクタの山を超えてこちらにやって来たのは、体育祭の時に緑谷くんと騎馬戦を組んでいたサポート科の女の子だった。
「うほぉっ…!?おい、カフェ…!」
『うん…!巨乳だ…!!』
上鳴くんと私は、女の子を見るなりあからさまにテンションが上った。
いつもなら峰田くんも一緒に盛り上がるはずなんだけど、ここには居ないため二人で盛り上がる。
切島くんは"お前等なぁ…"と呟きながら頭を掻いていた。
するとその時。
「発目、勝手をするなよ?」
後ろから扉の開く音がして振り返ると、パワーローダー先生が部屋に入って来た。
「先生!来ましたよ、こちら戦闘服改良希望の方々です!私にやらせてくださいっ!」
なるほど、パワーローダー先生はサポート科の先生だったんだ。
「待て待て、とりあえず生徒たちの話を聞こう」
キラキラと目を輝かせる発目さんを制し、パワーローダー先生がこちらを見遣った。