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「わぁぁあああ!!ダメダメちょっと待っ…!!」
「「『おおお〜!!』」」
お部屋披露大会、記念すべき一発目は緑谷くんの部屋だ。
「オールマイトだらけだぁ!」
「オタク部屋だぁ!」
「あ、憧れなんで…恥ずかしい…!」
顔を真っ赤にする緑谷くん。
部屋の至る所にオールマイトのグッズが並べられている。
ほんとにオールマイトが好きなんだなぁ。
「やべぇ!なんか始まりやがった!」
「でもちょっと楽しいぞコレ…!」
「フン、くだらん」
なぜか部屋の前で、扉に凭れ掛かっている常闇くん。
緑谷くんの部屋を出て、ぐぐぐと常闇くんを押し退ける三奈ちゃんと透ちゃん。
そんな彼女達に続いて、常闇くんの部屋の中に入ると…
「「黒っ!怖っ!」」
「貴様等…!」
なんか…魔術師なのかな?
床にペンタクルとかタリスマンとか描かれてそう。
「このキーホルダー、俺中学ん時買ってたわ!」
「男子ってこういうの好きなんね!」
「出て行け!」
「おっ!剣(つるぎ)だ…!カッコイイ…!」
『うぉぉほんとだ、剣だぁ!』
「出て行けぇ!!」
部屋を物色しまくる私達に、常闇くんは珍しく顔を赤くして怒鳴った。
さて次は青山くんの部屋だ。
「アハハーン!」
「「『眩しい!!』」」
鏡やらミラーボールやらでキラキラピカピカな部屋に、私は目を細める。
「ノンノン、眩しいじゃなくて、ま・ば・ゆ・い!」
青山くんが言い切る前に、みんな揃って部屋を出た。
「思ってた通りだ!」
「想定の範疇を出ない!」
「たっのしくなってきたぞー!あと2階の人は…」
振り返ると、峰田くんが物凄いオーラを纏いながらこちらを見ていた。
「は…入れよ…!凄ェの見せてやんよぉ…!!」
クイクイと"来いよ"ポーズをされるがみんなでスルーしておいた。
ある意味めちゃくちゃ怖い。
「3階行こう」
「入れよ…なぁ…!」
サクサクと歩いて行くみんなの後ろを私は追いかけた。
***
次は尾白くんの部屋だ。
「「『わぁあ…!』」」
「普通だ!」
「普通だ、凄い!」
「コレが普通と言うことなんだね!」
「言うことないなら良いんだよ…?」
尾白くんの尻尾がしょんぼりしてる。
私は黙って彼の肩を叩いておいた。
***
「難しそうな本がズラッと…流石委員長!」
飯田くんは流石委員長と言うべきか、その真面目な性格がそっくりそのまま滲み出たような部屋だ。
「おかしな物等何も無いぞ!」
「眼鏡クソある!」
「何がおかしい!?激しい訓練での破損を想定してだな…!」
いくつもある眼鏡を私達は試着して、汚さない程度に遊んでみたりした。
***
「「『チャラい!!』」」
お次の上鳴くんだが…
うん、チャラい。
「手当り次第って感じだな…」
「えー!?良くね!?」
上鳴くんのパリピ感溢れる部屋に、私達は"チャラい"以外の言葉は発しなかった。
***
今度は口田くんの部屋だ。
「ウサギ居るー!!」
「「『可愛い〜!!』」」
「ペットはズリィよ!口田、あざといわ〜!」
「(なんか、競い始めてる…)」
私達女性陣は、思う存分ウサギをもふもふしておいた。