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『(脳無…USJ事件の時にオールマイトにぶっ飛ばされた敵!"全部"ってことは、そんなにたくさん脳無が居るってこと…!?)』
その時、工場の正面の方からドンッと音がした。
「!…おい!」
「あれは…!?」
来た方向を振り返ると、軽トラが浮かんでいるのが確認出来た。
「フンッ!!」
その声と同時に物凄い爆風が私達を襲う。
「キャアッ!?」
『うっ…!』
私は必死に壁にしがみつき、吹き飛ばされないように踏ん張る。
「いってて…」
「ど…どうなってるんだ…!?」
緑谷くんは今の爆風で体勢を崩してしまっていた。
でも今の爆風のおかげで壁が崩れ、担がなくても中の様子を見られるようになった。
私達は身を隠しながら中の様子を伺い見る。
「Mt.レディにギャングオルカ…No.4のベストジーニストまで…!?」
『…!』
「虎さんも居ますわ!」
ベストジーニストの姿を見て、なんだかとても安心感を覚える自分が居た。
「うぅ、これホントに生きてんの?こんな楽な仕事で良いんですかね、ジーニストさん?オールマイトの方行くべきだったんじゃないですかねぇ?」
「難易度と重要性は切り離して考えろ、新人」
「ラグドールよ、返事をするのだ!」
「チームメイトか!息はあるのか、良かったな!」
ここからあまり様子は見えないけれど…
会話を聞く限りでは、林間合宿中に行方不明となっていたラグドールも見つかったようだ…
良かった…。
「ヒーローは俺達よりもずっと早く動いていたんだ…!」
「凄ェ…!」
「さぁすぐに去ろう!俺達にもうすべきことは無い!」
「…"オールマイトの方"…かっちゃんはそっちに居るのか…!」
『の、可能性が高いね…!』
「オールマイトがいらっしゃるなら尚更安心です!さァ早く…」
「あぁ」
飯田くんとヤオモモに急かされ、私達は元来た道を戻り始める。
『(オールマイトも居るんだ…なら一安心だ、良かった…!きっと、爆豪くんも無事だ…!)』
と、その時。
「止まれ!動くな!」
ギャングオルカの大声が聞こえ、私達はビクッとその場に留まる。
み、見つかった…?
「ちょっ…ベストジーニストさん!もし民間人だったら…!」
「状況を考えろ!その一瞬の迷いが現場を左右する!敵には何もさせるな!」
Mt.レディとベストジーニストの声が聞こえたかと思えば、辺りにドォンと大きな爆発音が響き渡った。