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あぁなるほど、あれ一緒に戦闘服考えたことになってたのか。
切島くんほとんど自分で決めてたと思うけど。
「モカは結局ミッドナイトみたいにしなかったんだな!」
『いやアレは無理!』
即答する私に切島くんは笑う。
「モカもその戦闘服すっげぇ似合ってんぜ!カッケェ!」
『切島くんもね!』
グッと親指を立ててくれる切島くんに、私も親指を立てる。
「さぁ、戦闘訓練のお時間だ!」
オールマイトのその声を聞き、私達は身を引き締めた。
「先生!ここは入試の演習場ですが、また市街地演習を行うのでしょうか!?」
フルフェイスのヘルメットのようなものを被った生徒が先生に質問をしている。
あの声は…飯田くんかな?
彼の戦闘服も格好良いなぁ。
「いいや!もう二歩先に踏み込む!屋内での対人戦闘訓練さ!!」
『対人戦闘訓練…!』
オールマイトの説明をまとめると…
"敵組"と"ヒーロー組"に分かれて2対2の屋内戦を行う。
状況設定は"敵"がアジトに"核兵器"を隠していて"ヒーロー"がそれを処理しようとしている。
"ヒーロー"は制限時間内に"敵"を捕まえるか"核兵器"を回収すること。
"敵"は制限時間まで"核兵器"を守るか"ヒーロー"を捕まえること。
コンビと対戦相手はくじ引きで決めるらしい。
また、クラス人数の問題により2対3のチームもあるらしい。
もちろん3人のチームは他より人数的に有利なため、ハンデがある。
そのハンデとは、3人チームの内1名だけランダム位置からスタートするというもの。
この1名は、まず他の2名と合流するところから始める必要がある。
『(作戦によっては合流無しでもイケそうだな…)』
「さあ、引いて引いて!」
オールマイトに急かされ、私は適当にくじを引いた。
クラスのみんなはもうペアを組んでいる。
「凄い!縁があるね!よろしくね!」
『(私は…"I"って書いてるな)』
キョロキョロと辺りを見回す。
すると、
「モカちゃん!よろしくね!」
「俺等が三人組か…よろしく!」
『透ちゃんに尾白くん!』
透ちゃんと尾白くんがやって来た。
二人とも"I"と書かれたくじを手にしている。
コミュニケーション取りやすそうな子達で良かった!
『よし…頑張ろうね、二人とも!』
「「うん!(おう!)」」
「続いて最初の対戦相手はこいつ等だ!Aコンビが"ヒーロー"!Dコンビが"敵"だ!!」
緑谷くんとお茶子ちゃん 対 飯田くんと爆豪くん かぁ…
どんな戦いになるんだろう。
「敵チームは先に入ってセッティングを!5分後にヒーローチームが潜入でスタートする!他のみんなはモニターで観察するぞ!」
さて、みんなの"個性"をしっかり目に焼き付けておかないとだ。
私達はモニタールームへと向かった。