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「「『いただきます!』」」
右隣に居る切島くんと共に手を合わせ、私はおかずへとお箸を伸ばした。
目の前にはたくさんの料理が並んでおり、どれも美味しそうだ。
一口おかずを口に含めば、その香りや風味が口内に広がる。
『おっ…美味しい…!』
「風味絶佳…」
『ね!美味しいね!』
左隣に座る常闇くんと共に、口内に広がる幸せを噛み締める。
「へー!じゃあ女子部屋は普通の広さなんだな!」
「男子の大部屋見たい!ねね、後で見に行っていい?」
「おー来い来い!」
私の目の前に座る瀬呂くんが、響香ちゃんと三奈ちゃんと三人で部屋の話をしているのが聞こえる。
私はみんなの会話に耳を傾けながらお茶碗を手に取った。
『!…このお米…めちゃくちゃ美味しい…!?』
先程から"美味しい"しか言ってないないけど、美味しいものは美味しいのだ。
私の隣の切島くんと、その更に隣に居る上鳴くんなんて…
「美味しい!!米美味しい!!」
「五臓六腑に染み渡る!ランチラッシュに匹敵する粒立ち!いつまでも噛んでいたい!」
白米をかき込みながら食レポしているレベルだ。
「ハッ…土鍋!?」
「土鍋ですかぁー!?」
『何そのテンション』
いかにも真剣な表情の上鳴くんと切島くんに、私は笑いが止まらない。
「うん…つーか腹減り過ぎて妙なテンションになってんね…」
ピクシーボブは少し引いたような顔をしている。
「まぁ色々世話焼くのは今日だけだし、食べれるだけ食べな!」
「「あざす!!」」
「あぁ洸汰!そのお野菜、運んどいて!」
「フン…」
プッシーキャッツの二人は忙しそうにしている。
お手伝いすべきかとも思ったけれど、ここは二人に甘えて私はご飯を頂こう。
もし今日みたいに、明日もお昼ご飯抜きだったら耐えられない。
いっぱい食べておかないとだ。
『(それにしても洸汰くんは偉いなぁ)』
まだ小さいのに、プッシーキャッツのお手伝いをしている洸汰くんを眺める。
「…」
めっちゃ不服そうだけど…!
「…」
私とは別のテーブルから、緑谷くんが洸汰くんを眺めているのが分かった。