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「それにしても期末の演習試験、爆豪大変だったな!」
『うんうん、お疲れ様!あれだけの大怪我、よく数日で治ったね』
爆豪くんの希望により、回転寿司屋さんに来た私達。
そんな私達は各々満足が行くまで食べ切り、今は適当に駄弁っている。
お茶を啜る爆豪くんの方を見て私達がそう言えば、爆豪くんは目付きを鋭くさせた。
「るっせェ!あんなもんすぐ治るわ余裕だわザコが!」
ダンッと湯呑みをテーブルに置き、爆豪くんは声を上げる。
「試験の後、保健室で爆睡してたもんな~」
『相当疲れてたんだねぇ』
「だァからァ!余裕だっつってんだろ、聞いてたんか、あぁ!?」
爆豪くんの全力のツッコミに私は笑う。
前々から思ってたけど爆豪くんって意外とツッコミ上手だよね、すぐに怒鳴るけど。
「ちょっとトイレ!」
『行ってらっしゃーい!』
切島くんが席を立ち、私はそれを見送った。
目の前には爆豪くんがムッとした表情のまま座っている。
二人きりになるのは職場体験以来だろうか。
『みんな凄かったよね、職場体験先で学んだこととか活かしてさ!』
「!…黙れ」
先程とは違い、低い声で声を絞り出した爆豪くんに私は驚く。
「俺があんなトコで無駄な時間過ごしてる内に!…アイツ等は…デクの野郎は…!」
『………無駄って訳じゃないと思うけど…』
私がそう言うと、爆豪くんは怪訝そうな目で私を見た。
『ベストジーニストはちゃんと社会で必要なことを教えてくれたよ、まだまだ学び足りてないくらい。それにさ、ベストジーニストの所へ行く前と後で、爆豪くん変わったと思うよ?』
「は?」
『ちゃんとベストジーニストの言葉に返事するようになってたでしょ?何でそんなに緑谷くんと張り合ってるのかは分かんないけど、爆豪くんは良い方向にちゃんと変わってると思うよ!』
「…ンで上から目線なんだよ、クソ腹立つなァオイ…!」
ピキピキとこめかみに青筋を立てる爆豪くん。
上から目線で言ったつもりはなかったのだけれど、ごめんと軽く謝っておく。
『でも一緒に職場体験に行ってた私としては、そんなに無駄無駄言われると悲しいよ。私が迷子になったあの時、もし爆豪くんが来てくれなかったらどうなってたか分かんないし』
「…」
苦笑しながら言えば、爆豪くんはバツが悪そうに目を逸らした。
『ほんとあの時はありがとうね、爆豪くんのおかげで助かった!』
「…ハッ!そう思ってんならもっと感謝しろや!」
爆豪くんは得意気に笑っており、それに釣られて私も小さく笑った。
(何笑ってやがる、感謝してんだろ?もっと崇めろや)
(爆豪くんありがとう!)
(もっとだ!)
(爆豪くんありがとう!!)
(…お前等、何してんの?)