13
name change
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
そんなこんなで夏休みに入り、林間合宿!
…の前に、只今私達1-Aガールズは学校のプールへとやって来た。
これからみんなで日光浴をするのだ。
新しく買った水着を着たいところではあるけれど、学校のプールということで、今回はスクール水着だ。
うん、みんな可愛い。
更衣室で着替え終えた私が服を畳んでいると、後ろから三奈ちゃんが声を掛けてくる。
「モカ!日焼け止め塗り合いっこしよう!」
『良いね!じゃあ私から塗るね?』
三奈ちゃんに手渡された日焼け止めを適量手に取り、彼女のピンク色の肌に塗り込んでいく。
『三奈ちゃんのお肌気持ち良い~!桃肌だ~!』
「え、どれどれ~?ホントだぁ気持ち良い!」
私の声に反応した透ちゃんが三奈ちゃんの身体に触れている(たぶん)。
「えっへへ~!そうかな?」
「ミッドナイト先生も、三奈ちゃんのこと桃肌って言ってたよね~!」
『羨ましい…!』
キャッキャと盛り上がる私達。
うん、女子ってやっぱいいな、可愛い。
「あ、もう大丈夫だよ、ありがとう!」
一通り塗り終わると、三奈ちゃんが今度は私に塗ってくれると言う。
「ん、日焼け止め貸して~!」
『ありがとう~!よろしく!』
三奈ちゃんが背中にクリームを伸ばしてくれている間に、私は自身の首元や腕に日焼け止めを塗り込む。
「なんか…峰田じゃないけどさ…」
『ん~?』
私の背中にクリームを塗りながら、三奈ちゃんがぽつりと呟く。
「確かにモカ、昔に比べて身体付きセクシーになったかも!」
『あはは!昔って三奈ちゃん、いつの話~?』
「んー、中一くらい?」
『変わってなかったら泣くよ!?』
アハハと笑う三奈ちゃんの隣で、今度は透ちゃんが私の肌を撫でる。
「色も白いしもちもちだもんね~♪普段肌出さないから余計にそう思っちゃうのかもね!」
『そんな普段から曝け出せるくらい良いもんじゃないっすよぉ、せんぱぁい』
「もっと自信持てば良いのに~!」
自信を持てと言われてもなぁ~…
出せないものは出せない、出さない、仕方無い。
「さぁ皆さん、御用意は整いまして?準備運動を致しましょう!」
そう言ってこちらを振り返るヤオモモ。
みんなで遊ぶのが楽しみなのか、素晴らしい笑顔が可愛い…
のだが…
『これか、発育の暴力…』
「うん…」
ぽつりと呟いた私の隣で、響香ちゃんが重苦しく頷いた。
同じ水着だとは思えないくらい、胸元がギッチギチだった。
***
外に出ると、プールサイドにはクラスメイトの男性陣が10名程揃っていた。
『あれ、今日って男子も居るの?』
「聞いてないけど…」
私の隣で響香ちゃんが答えてくれる。
男性陣の中に切島くんや爆豪くんは居ないようだ。
私達ガールズは男性陣から少し離れた所で準備運動を始める。
『いっちに、さーんしー…』
「遅かったじゃないか!」
飯田くんの声がしてそちらを見ると、ズザザァアアッとプールサイドを滑る上鳴くんと峰田くんが居た。
『うわぁ痛そう…』
「でも不思議と外傷無いんだよね、アイツ等」
隣に居る響香ちゃんはジト目で彼等二人を眺めていた。
「おいおいおい!何でお前等がここに居んだよ!?」
「プールで体力強化するから、みんなも一緒にどうってメールしておいたんた!」
「そういうことか…!真面目かよ、緑谷…!」
「落ち着け、上鳴!ここに水着姿の女子が居るのは間違いねぇ!」
上鳴くんと峰田くんは何やら話し合っている。
そしてこちらを振り返った上鳴くんと峰田くんに最初に声を掛けたのは、梅雨ちゃんだった。
「あら、峰田ちゃん」
「上鳴も来てたんだ」
みんなで準備運動する手を止めずに声を掛ければ、上鳴くんは不満そうな顔をしていた。
「(何だよその水着は…ビキニ着ろよ、ビキニ…)」
「スク水もえぇですなぁ…!」
「(何でもいいんじゃねーか!)」
なぜかほっこりした様子の峰田くん。
そんな上鳴くんと峰田くんの元へと飯田くんがやって行き、二人を両腕に抱えて行ってしまった。
「「待ってくれぇええええ!!」」
上鳴くんと峰田くんの絶叫が、プール内に響き渡った。