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「ってな感じでやって来ました!県内最多店舗数を誇る、ナウでヤングな最先端!木椰子区ショッピングモール!!」
休日も変わらず元気な三奈ちゃんの様子に、みんなのテンションも上がる。
もちろん私もだ。
「あ、あれ雄英生じゃん!?」
「一年!?テレビで見てたぜ!」
「「「体育祭ウェーイ!」」」
周囲の人々から視線が集まり、流石雄英だなぁなんて心の中で思う。
「うぉお、まだ覚えてる人居るんだぁ…!」
お茶子ちゃんも驚いているようだった。
「とりあえず、ウチ大きめのキャリーバッグ買わなきゃ」
「あら、では一緒に回りましょうか」
響香ちゃんとヤオモモが笑顔で話しているのが聞こえる。
「ピッキング用品と小型ドリルってどこに…」
「俺アウトドア用の靴ねェから買いてェんだけど」
「あ、私も私も!」
「靴は履き慣れた物としおりに書いて…あ、いや、しかしなるほど、用途に合ったものを選ぶべきなのか!?」
飯田くんが何やら頭を抱えており、私は苦笑する。
「みんな目的バラけてっし、時間決めて自由行動すっか!」
「さんせーい!」
切島くんの言葉にみんな賛成する。
「じゃあ3時にここ集合だ!」
「「『意義無ーし!』」」
今は1時だからまだまだ時間あるなぁ。
私はどうしよっかな、なんて考えていると切島くんが声を掛けに来てくれた。
「モカ!何か見てェのあんのか?」
『ん~私、水着持ってないんだよねぇ~…』
「水着…か…」
切島くんと一緒にショッピングモール内を回るのも良さそうだけど、一緒に水着選ぶのはちょっと…ねえ?
「俺が選ぼうか?」
『あ、大丈夫です』
「なんで急に敬語なんだよ!?」
冗談だろ~とか言いながら切島くんは私の肩を小突いてくる。
『切島くんは何買うの?』
「俺ァ…」
「切島、カフェ!」
切島くんが答える前に後ろから声が掛かり振り返る。
そこには上鳴くんと飯田くん、三奈ちゃんと透ちゃんが居た。
「見に行くもん決まってんの?」
「まだなら一緒に靴見に行こうよ~!」
明るい声を上げる透ちゃんに、切島くんと私は顔を見合わせて頷いた。