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これは休憩時間中の出来事だ。
「"夏休みの間、長期の外出を控えろ"!?」
「学校側からの要請だって」
大声を上げたお茶子ちゃんに、響香ちゃんが説明してくれる。
「残念ですわ。両親とベネチアに旅行に行く予定でしたのに」
『え~、良いなぁ海外旅行!』
お茶子ちゃんと私で、いいないいなと言っている隣で三奈ちゃんが駄々をこね始めた。
「あーあ、せっかくおニューの水着買ったのにぃ!」
「仕方無いよ、ウチ等は一度敵連合に襲われてるし…」
「それでも遊びたい、どっか行きたい~!」
騒ぐ三奈ちゃんに、透ちゃんが優しく声を掛ける。
「だったら夏休み、学校のプールに集まらない!?」
透ちゃんの提案に、私達は おぉ!と声を上げる。
「そうね!学校のプールだったら先生も許可してくれると思うわ!」
「良いね!お金も掛かんないし!」
『他に人も居ないし、のびのび使えそう!』
「家に閉じ篭ってるよりマシかぁ…!」
「でしたら私が学校側に許可をもらっておきますわ!」
トントン拍子に進んでいく話に驚きつつも、私も楽しみだと相槌を打っておいた。
***
そんなこんなで放課後。
「まぁ何はともあれ、全員で行けて良かったね!」
「一週間の強化合宿か…!」
「結構な大荷物になるね…!」
尾白くんの言葉に、飯田くんと緑谷くんがしおりとにらめっこしている。
「俺水着とか持ってねぇよ。色々買わねぇとな…」
『え、水着!?ガールズの水着姿拝めるの!?』
「暗視ゴーグル…!」
上鳴くんと峰田くんと共に盛り上がる私。
そんな私達を見て、透ちゃんが、あ!と声を上げる。
「じゃあさ!明日休みだしテスト明けだし…ってことで、A組みんなで買い物行こうよ!」
何だろう、姿は見えないのに透ちゃんがニコッと微笑んでいる気がする。
透ちゃんの提案に対して、みんなは乗り気なようだ。
「おぉ良い!何気にそう言うの初じゃね!?」
「おい爆豪、お前も来い!」
「行ってたまるか、かったりィ」
「轟くんも行かない?」
「休日は見舞いだ」
なんだ、爆豪くんと轟くんは来ないのか…。
「ノリがワリィよ、空気読めやKY男共ォ!」
峰田くんの声が教室中に響き渡った。