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今日もまた思っていたより特訓に励んでしまい、只今切島家で晩御飯を頂いている。
勉強は…帰ったらしよう、うん、帰ったらね。
話題の種は職場体験のことだ。
「モカちゃんの職場体験先はどこだっけ?」
『東京のジーニアス事務所ですよ!No.4ヒーロー ベストジーニストの…!』
「え、ベストジーニストって超イケメンじゃない!?良いなぁ~!」
『確かにイケメンですけど、何よりスタイルが良くって…!』
キャッキャと女子会のノリで話しながらご飯を食べる。
彼の親御さんはとても親しくしてくれるし話しやすい。
"娘ができたみたいだ"と、彼の親御さんは私と話すのを楽しみにしてくれているようで非常に嬉しい。
そして話が一段落したタイミングで、テレビの特集が耳に入って来た。
《「日頃の疲れが溜まっているアナタに!今日の記事を纏めると、こうなりましたー!」》
《「1、毎日身体をマッサージして揉みほぐすこと!2、入浴時は浴室の電気を消してリラックス!3、就寝時は大の字で仰向けになる!他にも…」》
私はふーんと呟きながらテレビを眺める。
切島くんの親御さんもテレビを見ていたようだ。
切島くんはご飯にがっついていた。
もちろん人によるとは思うけれど、こう言う特集ってやっぱり女性陣は食い付くことが多いんだよね。
彼の親御さんと話しているのは楽しくて、あっという間に時間は過ぎていった。
***
それからしばらくして、ご飯を食べ終えた私が切島くんの部屋で少しのんびりさせてもらっていると、彼の親御さんがやって来た。
お風呂を沸かしたから入って行けとのこと。
いつも申し訳無く思いながら、お言葉に甘えることにした。
切島くんは親御さんの頼みで、コンビニに買い出しに行っている。
私は買い出しに着いて行こうとしたが親御さんに"ゆっくり風呂に浸かっておきな"と気を遣わせてしまった。
親御さんが用意してくれた彼の部屋着を受け取り、私は浴室へと向かう。
『(やっぱ切島くんの親御さんと話すの楽しいな~!時間過ぎるのめっちゃ早いもん)』
私は浴室でそんなことを考えながら衣服を脱ぐ。
『…あ、』
ふと鏡を見て思った。
『(私、ちょっと太ったんじゃない…!?)』
確かに職場体験先ではあんまり身体動かしてなかったし、その割にはたくさん食べてしまったからなぁ…
こんなの…ベストジーニストの所で学んだ通り、タイトなジーンズで心身共に引き締められない…!
『(運動しなきゃだ…で、でもテスト勉強もしなきゃ…どうしよう~…)』
私は一人テンションが下がり、そのまま浴室へと入った。