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name change
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そしてみんなは次々に発表していく。
「ヒアヒーロー イヤホン=ジャック!」
「触手ヒーロー テンタコル」
「テーピンヒーロー セロファン」
「武闘ヒーロー テイルマン」
「甘味ヒーロー シュガーマン!」
「Pinky!」
「スタンガンヒーロー!チャージとイナズマでチャージズマ!」
「ステルスヒーロー インビジブルガール!」
「良いじゃん良いよ!さァどんどん行きましょー!」
テンポ良く進んでいくヒーロー名の発表会に、私は内心焦った。
何も思い浮かんでいないのだ。
「この名に恥じぬ行いを。万物ヒーロー クリエティ!」
「ショート」
ここまで来ていた流れが、轟くんのターンで一気に留まった。
「名前!…良いの?」
「あぁ」
きっと轟くんは、エンデヴァーの息子と言う肩書きには触れずに居ようという意を込めて、自分自身の名前にしたのだろう。
そしてまた勢い良くヒーロー名の発表が進んで行く。
「漆黒ヒーロー ツクヨミ」
「モギタテヒーロー GRAPE JUICE!」
「"ふれあいヒーロー アニマ"」
みんな可愛いな…
女子より女子力高くないかな?
さて、次は爆豪くんが発表するようだ。
「爆殺王」
「そういうのはやめた方が良いわね」
可愛い雰囲気の後に、ドドンと重苦しい雰囲気で放った爆豪くんの言葉が重たい。
それに対していきなり真顔になるミッドナイト。
「何でだよ!?」
ガルルとミッドナイトに噛み付きそうな勢いで抗議する爆豪くんを見ていられず私は声を上げる。
『いやいや爆殺って…!』
「爆発さん太郎にしろよ!」
「黙ってろクソ髪!!と、女ァ!!」
「うひひひひ!」
「うるせェ!うるせェなテメェ等!」
思いの外、大声で怒鳴られたことによりわたわたする切島くんと、声を上げて笑う上鳴くん。
「じゃあ、私も…」
そんな中でお茶子ちゃんが立ち上がった。
爆豪くんはやり直しとのことで渋々席に戻って行く。
「考えてありました。ウラビティ」
「シャレてるぅ!」
お茶子ちゃんに対してクラスメイトから拍手が起こる。
ほっと息をつくお茶子ちゃん。
そろそろ私も決めないとなぁ。