転機がやってきた

どうやってラルティアから赤い瞳の子供を引っ剝がそうか考えていたら
エトワールが殺されプロエレスフィが怒りのままにこの世界を破壊しようとしてきた。

ざまぁみろ

神ごとき僕には興味はなかった

僕は今なら赤い瞳の子供を舞台に立たせてラルティアから
引き剝がすいい機会だと思った。

僕は王様の側近の体を使ってうまく誘導した

まず国民にささやいてあげた。

『こんなにたくさん兵士が死んだのは王様が判断を間違えたからだよ。』

『なら王様にも責任をとってもらわないと』

『もちろん王様を止められたのに止めなかった王子様もね？』

と。

そして王様にもささやいてあげた。

『こうなったのは貴方のせいだ。』

『でも王子様は悪くないよ』

『でも王子様も殺されちゃう』

『でも王子様だけなら助けることはできる』

『もうわかるよね？』

ってさ。

あとは簡単、王様は王子様を共和国の新しい王様に頼んで共和国に逃がした。
共和国の王様はついこないだまでアムールだった。
アムールだったならこんな作戦は使えなかっただろう。

でも今の王様はバカみたいにすべてを守ろうとしてくれる。
それが彼の役割だったから。
だからちょうどいいタイミングだった。