始まりの物語

神様は一人ぼっちだった

神様は寂しくて自分の力を半分差し出しもう一人の神様を作った

それから神様は二人になった

1人は創造する力を持ち同時に壊す力を持っている
1人は今を見守り未来を与える力を持っている

それでも世界は真っ暗で
神様は世界を創造した

初めて見た黒以外の世界
初めて聴いた世界が動く音

神様はそれをとても喜んだ

その後様々な人、動物、植物が産まれた
神様はそれを暖かく見守った

しかしある日
種族の違う人同士が喧嘩を始めた
最初は気にする程のものではなかった
しかしどんどん喧嘩は激しくなり人々はルナティアとバーシニア、二つの国に別れ戦争になってしまった

それを見守っていた1人の神様は耐えられなくなり自分も人となり世界へと降りた
一時はそれで戦争は止まった
その頃から原初の神プロエレスフィは未来の神アヴニールを奪った世界を憎み正気を保つ為様々な感情の欠片を捨てた
その頃には神はすでに壊れていたのかもしれない

世界に嫉妬したプロエレスフィは世界を破壊する雨ディオスネメシスを降らせた

これは神の怒りを受けほぼ終わった世界の物語
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