自惚れ
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だから貴様は馬鹿なのだ。
独特の緊張感。
高ぶる精神。
抑えられない躍動。
正に、そんな雰囲気だった。
良い傾向だ・・・部屋に入り、感じ取れる空気に、司馬懿が頷く。
曹操を含め、居並ぶ武将たちは静かに、しかし、どこと無く高揚した面持ちで。
その場に居た。
これから自らが赴く場所に思いを馳せているのだろう。
それは自身が武勲を立てる場であり、己の力量を試す場。
則ち、戦。
軍師である司馬懿は戦に於いて、布陣を任される事も少なくない。
今回もまた、任されていた。
武将たちは固唾を飲んで司馬懿の言葉を待つ。
司馬懿は自身に集まる視線を感じながら、おもむろに、手にしていた書簡を広げた。
軽く咳ばらいをして、
「では・・・」
と、口を開く。
司馬懿が割り当てた布陣。
読み上げられていく内、武将たちが満足して頷くのが見て取れる。
それを感じながら、司馬懿は続けた。
「兵糧庫は月が・・・」
と、云い掛けたその時。
「ちょい待ち!!」
当の月がガタリ・・・と、席を立った。勢いで椅子が倒れてしまう。
しかし、月は気にするでもなく云う。
「何で私が兵糧庫な訳ぇ!?」
不服そうに頬を膨らませ、司馬懿を睨む月。
独特の緊張感。
高ぶる精神。
抑えられない躍動。
正に、そんな雰囲気だった。
良い傾向だ・・・部屋に入り、感じ取れる空気に、司馬懿が頷く。
曹操を含め、居並ぶ武将たちは静かに、しかし、どこと無く高揚した面持ちで。
その場に居た。
これから自らが赴く場所に思いを馳せているのだろう。
それは自身が武勲を立てる場であり、己の力量を試す場。
則ち、戦。
軍師である司馬懿は戦に於いて、布陣を任される事も少なくない。
今回もまた、任されていた。
武将たちは固唾を飲んで司馬懿の言葉を待つ。
司馬懿は自身に集まる視線を感じながら、おもむろに、手にしていた書簡を広げた。
軽く咳ばらいをして、
「では・・・」
と、口を開く。
司馬懿が割り当てた布陣。
読み上げられていく内、武将たちが満足して頷くのが見て取れる。
それを感じながら、司馬懿は続けた。
「兵糧庫は月が・・・」
と、云い掛けたその時。
「ちょい待ち!!」
当の月がガタリ・・・と、席を立った。勢いで椅子が倒れてしまう。
しかし、月は気にするでもなく云う。
「何で私が兵糧庫な訳ぇ!?」
不服そうに頬を膨らませ、司馬懿を睨む月。
